DJI「Osmo 360 II」発売。1インチ相当の8K/60fps撮影に対応した360°カメラ

DJIは9月2日、360度カメラの新モデル「Osmo 360 II」を発表した。1インチ相当のイメージセンサーを搭載し、8K/60fpsの360度動画を撮影できる。夜間撮影を強化したほか、レンズを交換できる構造や105GBの内蔵ストレージも採用した。

価格は「Osmo 360 II スタンダードコンボ」が93,610円、「Osmo 360 II アドベンチャーコンボ」が110,990円。どちらも税込で、9月2日から販売を開始している。

スポンサーリンク

1インチ相当の8K/60fpsで360度撮影、夜間撮影も強化

「Osmo 360 II」は、DJIの360度カメラ「Osmo 360」の後継モデル。空撮向けカメラで培った歪み補正技術、プロ向けジンバル「Ronin」シリーズの手ぶれ補正技術、「Osmo Action」シリーズのカラーサイエンスなどを取り入れている。

撮像部には、新開発の「スクエア HDRイメージセンサー」を搭載した。従来の1インチ長方形センサーと同程度の360度撮像エリアを確保しながら、センサーを効率よく使える設計としている。DJIによると、センサー利用効率は25%向上し、消費電力も抑えられるという。

360度動画では、最大14.5ストップのダイナミックレンジを実現。明るい屋外から暗い場所まで、幅広い明るさを1本の映像に収めやすくなった。

夜間撮影にはAIノイズ低減アルゴリズム「AI スーパーナイト2.0」を採用。暗い場所で発生しやすいノイズを抑え、低照度でも明るくクリアな映像を撮影できるとしている。

画素サイズは2.4μm。高性能チップと組み合わせ、8K/60fpsの360度動画を撮影できる。スポーツやモータースポーツなど動きの速いシーンでも、滑らかな映像を狙える。

撮影モードも幅広い。バイクでは、カメラをさまざまな位置に取り付けて、走行中の様子を複数のアングルから撮影できる。ジェスチャー操作や音声操作にも対応しており、ハンドルから手を離さずに録画を開始できる。水中では、本体だけで最大10mまで対応。別売りのインビジブル防水ケースを装着すれば、最大50mまで潜水できる。

スキーなどのウインタースポーツでは、マイナス20度の環境でも使用できる。セルフィースティックを2回ひねるだけで撮影を開始できるほか、別売りの2.5mエクステンデッド カーボンファイバー セルフィースティックを使えば、高い位置から撮影したような映像も作れる。モーションブラーを加えて、映画のような雰囲気に仕上げることも可能だ。

マウンテンバイクやロードバイクでは、手ぶれ補正によって荒れた路面でも滑らかな映像を撮影できる。スポーツダッシュボードを追加すれば、走行データを映像に重ねて表示できる。

Vlog撮影では、インビジブルセルフィースティックを使うことで、まるで第三者が撮影したような映像を撮影できる。デュアル録画機能では、カメラの向こう側の景色と手前にいる人物を2つの映像として1画面に収められる。

スポンサーリンク

120MP写真や16Kタイムラプスにも対応

動画以外の撮影機能も充実している。360度写真は最大1億2000万画素のHDR撮影に対応。明るい部分と暗い部分の階調を残しながら、自然な光やコントラストを表現できる。

360度タイムラプスは最大16Kに対応する。クラウドモードを使えば、空の動きなどを長時間撮影し、時間の流れを高精細な映像として残せる。

スローモーション撮影にも対応する。DJI StudioのAIフレーム補間を利用すると、クロップした8K/480fps相当の滑らかな映像を作成でき、後処理によって最大64倍のスローモーションとして出力できる。

「8K/120fps ボルテックス」では、カメラを振るような簡単な操作で、スローモーションを使った映像を作成できる。動画は10-bitの色深度に対応し、10億色以上を記録できる。「D-Log M」も利用できるため、撮影後に色を細かく調整したいユーザーにも対応する。

編集作業を助ける機能として「スポットライトフォロー」も搭載。撮影中にカメラを動かしても、指定した被写体を画面中央に保てる。360度動画を撮影したあと、被写体の位置を編集で調整する手間を減らせる。

スマートフォンとの接続にはNFCを新たに採用した。DJI Mimoアプリを起動したスマートフォンをカメラにかざすだけで接続でき、撮影した映像の転送やアプリ内での編集をスムーズに行える。DaVinci Resolve用のプラグインも用意しており、DJI Studioから書き出した360度動画を直接読み込めるため、より本格的な映像編集にも対応する。

本体には交換式レンズを採用した。両側のレンズには超高硬度の光学フィルムを使い、傷や摩耗に強くしている。レンズが傷ついた場合も、レンズだけを交換して撮影を続けられる。

本体重量は183g。105GBの内蔵ストレージも搭載するため、外出先でも撮影を始めやすい。バッテリーは8K/30fpsで最大100分の連続撮影に対応。約22分で80%まで充電できる。別売りのバッテリー延長ロッドを使えば、駆動時間を最大180分延長できる。

音声は本体の4マイクアレイで収録でき、風ノイズ低減にも対応する。DJI独自の「OsmoAudio」による直接接続も利用でき、「DJI Mic 3」「DJI Mic 2」「DJI Mic Mini 2S」「DJI Mic Mini 2」「DJI Mic Mini」と組み合わせられる。

カメラの取り付けには両方向クイックリリース機構を採用。カメラを前後どちら向きに取り付けても磁気アタッチメントを利用できる。1/4インチネジ穴も備えており、DJI Osmoシリーズのアクセサリーや一般的なカメラ機材にも取り付けられる。

価格はスタンダードコンボが93,610円、アドベンチャーコンボが110,990円。別売りアクセサリーは、「Osmo 360 IIレンズ交換キット(デュアル)」が5,280円、「Osmo 360 インビジブル防水ケース」が11,550円、「Osmo 360 II バッテリー延長ロッド」が15,950円、「Osmo ヘビーデューティークランプキット」が6,490円(いずれも税込)。

また、DJIは9月4日から8日までドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2026」に「Osmo 360 II」を出展する。ブースはホール20の「H20-129」。会場では実機を体験できる。

(画像提供:DJI)

DJI
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました