
米デル・テクノロジーズは、ゲーミングブランド「Alienware」から、新型モニター2機種を発表した。
ラインアップするのは、32インチの4Kフラットモデル「Alienware 32 4K OLED(型番:AW3226Q)」と、プロゲーマー向けの25インチ高速モデル「Alienware 25 560Hz QD-OLED(型番:AW2527HX)」。
AW3226Qは今秋に699米ドルで発売する予定。AW2527HXについては、価格と具体的な発売時期を2027年第1四半期初頭に発表する予定としている。
高画質と高速表示を両立した2モデル
AW3226Qは、32インチクラスの4Kディスプレイに対する需要の高まりを受けて開発されたモデル。デルがこれまで培ってきたOLEDディスプレイの技術をより手の届きやすい価格帯で提供し、大画面と4Kの高精細な映像を楽しめる製品として展開する。
ゲームだけでなく、動画視聴や写真・動画編集、日常的なPC作業など、幅広い用途での利用を想定している。
一方のAW2527HXは、eスポーツの競技シーンを意識した25インチモデルだ。プロのゲーム大会では、これまで応答速度に優れたTNパネルを採用したモニターが広く使われてきた。AW2527HXでは、QD-OLEDパネルによって高速な表示性能を確保しながら、色の再現性やコントラストにもこだわっている。
開発には世界的なプロeスポーツ組織「Team Liquid」も参加。実際の競技環境で使用する選手からフィードバックを受け、プロの大会で求められる操作性や使い勝手を製品に反映した。
4K/165HzとフルHD/560Hzを実現
AW3226Qは、対角799.2mm(31.5インチ)、アスペクト比16:9のフラットディスプレイを採用する。
パネルには、LG製の4層構造3サブピクセルRGBストライプ・タンデムOLEDパネルを搭載。DCI-P3カバー率99%の広色域に対応するほか、平均Delta E 2未満の色精度を実現している。工場出荷時に色調整も施されている。
輝度は標準250cd/m²で、HDR表示時のピーク輝度は1000cd/m²。コントラスト比はOLEDならではの無限大をうたい、偏光レイヤーも採用することで、明るい室内でも黒が白っぽく見えにくいよう配慮している。
解像度は3840×2160ドットの4Kで、最大165Hzのリフレッシュレートに対応。応答速度は0.03ms(GtoG極限値)となっている。HDRはVESA DisplayHDR True Black 400とDolby Visionに対応する。
接続端子はHDMI 2.1(FRL対応)×2、DisplayPort 1.4×1を搭載。HDMI 2.1では4K/165HzやVRRにも対応する。このほか、USB Type-A×2、USB Type-B×1、最大15Wの給電に対応するUSB-C×1を備える。
スタンドは高さを最大110mm調整でき、チルトやスイベルにも対応する。
AW2527HXは、25インチのフルHD解像度に特化したQD-OLEDモニター。リフレッシュレートはAlienwareとして最速となる560Hz、応答速度は0.03ms(GtoG)を実現する。
RGB(Vストライプ)サブピクセル配列を採用し、文字や映像を鮮明に表示できるよう設計。DCI-P3カバー率99%に対応するほか、VESA DisplayHDR True Black 600認証も取得している。
OLEDはバックライトを必要としないため光漏れがなく、暗いシーンでも黒をしっかりと表現できる。さらにDisplayPort 2.1(UHBR 13.5)を搭載し、DSC(Display Stream Compression)を使わずに高帯域幅を利用できる。入力から表示までの遅延を抑え、競技ゲームでの高速な操作にも対応する。
スタンドは最大155mmの高さ調整に対応。高さや角度を確認できる目盛りも備えている。キーボードを斜めに置きやすい小型の回転式ベースを採用するなど、大会会場での使用も考慮した設計だ。
本体には、4:3や3:2のアスペクト比へ素早く切り替えられる「eスポーツボタン」を搭載。収納式のヘッドセットハンガーも備えている。
また、両モデルともOLEDパネルの焼き付き対策として、独自のアルゴリズムと放熱設計を採用。AW2527HXにはグラファイトシートも使用している。
OLEDディスプレイでは焼き付きが気になるところだが、両モデルには3年間の焼き付き保証が付帯する。長時間のゲームプレイなど、負荷の高い使い方にも配慮した製品となっている。
(画像提供:Dell)
