
米デル・テクノロジーズは、14インチの新型ノートPC「Dell 14S(DS14270)」をグローバル市場で今秋から順次発売すると発表した。価格はプレミアムノート「XPS 13」を補完する、より購入しやすい価格帯に設定される見通しだ。
シリーズ3のCore 7/Core 5を搭載、最大16GBメモリと1TB SSDを選択可能
「Dell 14S」は、学生や若年層を主なターゲットとし、学習や仕事、動画視聴などの日常的な用途に使えるノートPCとして開発された。持ち運びやすさや基本性能を確保しながら、予算を抑えたいユーザーに向けた製品だ。
デルは近年、ユーザーのライフスタイルに合わせた製品展開を進めている。今回のDell 14Sは本体カラーにも力を入れており、従来の無彩色中心のラインアップから離れ、「リネン」「ダスティローズ」「ウォッシュドデニム」「ベルベットグリーン」という4色を用意。PCにも自分らしい色を選びたいという若いユーザーのニーズに応える。
CPUは、シリーズ3の「インテル Core 7 350」と「インテル Core 5 320」を用意。どちらも6コアで、Core 7 350は最大4.8GHz、Core 5 320は最大4.6GHzで動作する。
AI処理を担うNPUも搭載しており、Core 7 350は17 TOPS、Core 5 320は16TOPSの処理性能を持つ。インターネット上のサービスだけに頼らず、対応するAI処理をPC側で実行できる構成だ。
メモリはLPDDR5xで、動作速度は7467MT/s。8GBまたは16GBから選択できる。ストレージはM.2 PCIe NVMe SSDで、256GB、512GB、1TBの3種類を用意する。グラフィックスはCPU内蔵のインテル グラフィックスとなる。
OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proから選択可能。日常的なWeb閲覧や文書作成、動画視聴、オンライン会議などをこなせる構成となっている。
ディスプレイは14インチの非タッチ液晶で、非光沢仕様。標準モデルは1920×1200ピクセルの2K解像度、60Hz、輝度300ニトとなる。
より高い表示性能を求める場合は、2880×1800ピクセルの2.8Kディスプレイも選択できる。こちらはリフレッシュレート120Hz、輝度450ニトに対応する。
音声については、2W出力のスピーカーを2基搭載。Dolby Atmosにも対応し、動画や音楽を楽しむ際にも使いやすい構成とした。
1.15kgの軽量ボディに61.2Whバッテリーを搭載
本体は3ピース構造の金属製筐体を採用し、耐久性を確保した。サイズは幅313.00×奥行き217.00mmで、厚さは12.21~13.50mm。最小重量は1.15kgとなる。
バッテリーは3セルの61.2Whを内蔵する。充電には65WのUSB Type-C ACアダプターを使用する。
端子は、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)対応のType-Cポートを2基搭載。いずれもDisplayPortによる映像出力と充電に対応する。外部ディスプレイなどを接続するためのHDMI 1.4も1基備えるほか、ヘッドホンなどを接続できるユニバーサル・オーディオ・ジャックを本体右側に配置している。
無線通信は2種類から選択できる。Realtek RTL8851BEによるWi-Fi 6(1×1)+Bluetooth 5.3、またはMediaTek MT7922によるWi-Fi 6E(2×2)+Bluetooth 5.4を用意する。
キーボードは防滴仕様で、バックライトの有無を選択可能。タッチパッドにはマルチタッチに対応した高精度タッチパッドを採用した。
Web会議などに使うカメラは2MP RGBカメラが基本で、2MP RGB+IRカメラも選択できる。後者ではWindows Helloによる顔認証に対応する。カメラにはデュアルアレイマイクを組み合わせている。
セキュリティ機能としては、Pluton技術を組み込んだSoftware TPMを搭載。Windows Helloを選択した場合は顔認証によるログインも利用できる。
ソフトウェアでは、システムを自動的に最適化する「Dell Optimizer」や、トラブル発生時の診断・サポートを支援する「SupportAssist」をプリインストールする。Dolby Atmosもソフトウェアとして搭載される。
「Dell 14S」は、今秋からグローバル市場で順次発売される予定で、価格はXPS 13より手の届きやすいレンジになる見通し。4色のカラーバリエーションを含め、デルのノートPCをより身近な選択肢として広げる製品となりそうだ。
(画像提供:Dell)
