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『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』初の有料拡張「地球の出」発表。宇宙開発と環境適応がテーマに

2KとFiraxis Gamesは9月6日、ターン制ストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』初の有料拡張コンテンツ「地球の出」を発表した。2027年の配信を予定しており、すでにSteamでのウィッシュリストへの追加を受け付けている。

「地球の出」は、シリーズで描いてきた人類の歴史を宇宙へと広げる拡張コンテンツだ。古代から近未来までの各時代で宇宙に関する新たなゲームプレイを導入し、最終的には自ら宇宙機関を設立して太陽系へ探査ミッションを送り出せるようになる。

Firaxis Gamesが今回の拡張を企画するにあたって参考にしたのは、『シヴィライゼーション V』の「新たなる世界」や『シヴィライゼーション VI』の「嵐の訪れ」だという。いずれも明確なテーマを軸に新しいゲームシステムを追加し、1回のキャンペーン全体に影響を与える拡張だった。「地球の出」も同じ考え方で開発が進められている。

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古代の星空観測から太陽系探査へ。時代をまたいで宇宙開発を描く

「地球の出」では、人類が夜空を見上げていた時代から、実際に宇宙へ進出するまでの過程をゲームプレイに組み込む。

古代と探検の時代では、夜空を観測して天体図を作成し、星や天体に名前を付けることができる。そこで得た情報から太陽系や地球についての理解を深め、それを文明の発展につながるゲーム上の利益へ変えていく。

近代に入ると、地球や月を周回する初期の軌道ミッションを開始できるようになる。ここでの宇宙開発が、その後の本格的な宇宙活動への足掛かりとなる。

そして原子力時代には、自ら設立した宇宙機関を使って太陽系各地へミッションを送り出せる。惑星や衛星を調査することで、これまで知られていなかった惑星の特徴や未開発の資源を発見でき、それらを地球上の文明の発展に活用できるという。

宇宙関連のゲームプレイは科学勝利だけに結び付くものではない。各時代で宇宙をテーマにした活動を進めることで、文明の能力を高めるさまざまなゲームプレイボーナスを獲得できる。

もう一つのテーマが「環境への適応」だ。新たなユニットの能力や技術によって、文明が支配するタイルの地形やボーナスを変えられるようになる。さらに、地球の気温が上昇することで自然災害が激しくなる状況に対して、新たな土木工学関連の建造物を使って被害への対策を進められる。温暖化への対応だけでなく、地球の気温そのものを下げる手段も用意される。

また、ツンドラ、砂漠、熱帯といった特定のバイオームで土地を扱う能力を高めると、それぞれの環境で文明が得られるゲームプレイ上のメリットも増えていく。土地を開発するだけでなく、その環境そのものへの適応が文明の成長に関わる仕組みになる。

「地球の出」には、このほかにも追加のゲームプレイシステムやコンテンツアップデート、新たな文明と指導者が含まれる予定だ。具体的な内容については今後数カ月以内に発表するとしている。なお、プレイには『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』本編が必要で、一部コンテンツはゲームプレイを通じて解除する仕様だ。

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無料アップデートでは「原子力時代」を追加。今月は大型アップデートも実施

一方、Firaxis Gamesは有料拡張とは別に、無料アップデート「Arc of Tomorrow」の開発も進めている。

「Arc of Tomorrow」は『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』のプレイヤーを対象とした無料アップデートで、ゲーム内に新たな第4の時代となる「原子力時代(Atomic Age)」を追加する。プレイ可能な歴史の範囲は1950年代から2050年代まで広がり、この時代に合わせた建造物やユニット、ビジュアルなども追加される。

原子力時代では、核兵器を使った攻撃・防御の選択肢や新たなユニットを追加。核抑止をテーマにした新たな仕組みも用意する。

複数の指導者が共同で情勢に対応できる「Multilateral Agreements」も導入する。核弾頭の保有数が増えている状況などに対して、核軍縮を求めることも、さらなるエスカレーションを選ぶこともできる。

このほか、自分の居住地を都市国家へ変更できる新たな帝国管理機能や、都市国家同士の争いを利用した「Proxy Warfare(代理戦争)」、映画の撮影場所やジャンルによって成果が変化する「Great Works of Film」、複数の資源を組み合わせて濃縮ウランなどの新しい資源を生産する「Manufactured Goods」も追加される予定だ。新たな文明と指導者も登場する。

「Arc of Tomorrow」は現在開発中で、今年後半にコミュニティ向けのプレイテストを開始する予定。プレイテストでは、これまでの大型アップデートと同様に、プレイヤーからのフィードバックを開発に反映する。

また、今月中には無料アップデート「Update 1.5.0」の配信も予定している。『シヴィライゼーション VI』でも採用されていた、現実の地理を再現した「True Start Location Earth」マップを追加するほか、「Terra Incognita」「Shuffle」の2種類のマップにVoronoiマップ生成アルゴリズムを導入する。

資源配置の改善やマップの読み込み・生成速度の向上、外交システムの調整も行われる。影響力(Influence)を使って同盟を維持しながら、同盟相手の戦争に参加せずに済むようになるほか、プロットツールチップや居住地バナー、ゲーム設定画面などのUIも改良。都市や町の計画に役立つ新しいタイル用の定規も追加される。

Firaxis Gamesによれば、「Update 1.5.0」以降も一部の品質改善を続けるものの、開発チームは今後、より長期的な『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』のコンテンツ開発へ重点を移していくという。

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(画像:Firaxis Games)