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ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001) レビュー。着脱可能キーボードでノートPC/タブレットとして利用可能

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ASUS JAPANは、「ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001)」 (以下、「Chromebook CM30 Detachable」 ) を2月14日に発売した。価格は69,800円(税込)。

本製品は10.5型の新型Chromebook。着脱可能なキーボードが付属し、キーボードと一緒に使うことでノートPCとして、キーボードを取り外してタブレットとして使うことができる。

本製品の発売に先立ち、ASUS JAPANから先行してサンプル機をお借りすることができた。本モデルの詳しい特徴はもちろん、実際に使ってみて感じたことや、どんなユーザーにオススメなのかをご紹介したいと思う。

デザイン・画面

「Chromebook CM30 Detachable」 は、Googleが開発している 「Chrome OS」 を搭載したASUSの最新Chromebook。

Chromeのウェブブラウザをベースに動作するデバイスのため、ブラウザでできることに特化しているほか、Google関連のサービスとの相性が良いのも大きな特長だ。

本製品には取り外し可能なキーボードと、背面を守りながらスタンドとして使うことができるスタンドカバーが付属し、キーボードを装着した状態ではノートPCとして、キーボードを取り外せばタブレットとして利用できる。カラーはフォグシルバー1色のみが展開。

本体は10.5型のディスプレイを搭載しており、解像度は1,920 × 1,200ドット、リフレッシュレートは60Hz。

画面はタッチ操作に対応しており、指や標準付属するスタイラスペン 「ASUS USI Pen」 で直接画面を触って操作可能。

「ASUS USI Pen」 を使えば手書きのメモやちょっとしたイラストも作成可能で、メモ用デバイスとしても便利に使うことができる。「ASUS USI Pen」 は使い終わったら本体右上に収納できるため、持ち運び時に失くしてしまうといった事故はほとんど起こらないはずだ。

画面上部には503万画素のWebカメラが内蔵。別途Webカメラを接続せずともビデオ通話ができる。

カメラは本体背面にも搭載されていて、一般的なタブレットのように画面でプレビューを見ながら写真撮影が可能。画素数は503万画素で、オートフォーカスにも対応する。

本体のボタン類や外部ポートは、すべて左側面にまとめられている。外部ポートはUSB Type-Cが1ポートとマイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックのみ。

Type-CポートのUSB規格は 「USB 3.2 Gen 1」 で、5Gbpsでのデータ転送に対応。また、本体への給電と映像出力にも対応する。

1ポートでなんでもできる反面、本体を充電しながら使う際には他の機器を接続したり、映像出力は利用できないため、周辺機器を接続することが多い人はType-C対応のUSBハブなどを活用したほうが良さそうだ。

本体サイズは、キーボードを取り外した状態で幅259.5 × 奥行き169.2 × 高さ8.95mm、重量は約609g。キーボードとスタンドカバーの両方を装着しても本体サイズ幅267.76 × 奥行き182.85 × 高さ19.6mm、重量は約988gしかないため、どんな場所にでも便利に持っていくことができる。

キーボードと本体はマグネットの端子によって着脱する仕様。近づけるとバチっと音を立てて引き合うほどの強力なマグネットのため、思いがけない場面でキーボードが突然外れてしまうというアクシデントが起こることはほぼなさそうだ。

キーボードは本体からの給電によって動作する仕組みで、別途充電する必要はなし。打鍵音もトストスと小さく、図書館など静かな場所での使用も安心だ。

キーボード下のタッチパッドはマルチタッチに対応していて、一般的なノートPCと同じような操作が可能。とはいえ、スマートフォンなどでタッチ操作に慣れているなら、基本的には画面のタッチ操作をメインに使い、タッチパッドでの操作は補助的に使うことをオススメする。

スタンドカバーは170°までの角度に自由に調整可能。飛行機や新幹線の座席のような狭い場所でも本体を立てて作業できる。

電源アダプターは最大45W出力に対応したものが同梱。ただし45W以上の出力に対応したType-C充電器があれば代用できるため、必ずしも電源アダプターを持ち歩く必要はなし。

CPU・GPU性能

「Chromebook CM30 Detachable」 は、CPUにMediaTek Kompanio 520が搭載。GPUはCPU内蔵のArm Mali G52 MC2 2EEで、メモリは8GB (LPDDR4X-3600) 、ストレージ容量は128GBとなっている。

CPU性能については、Geekbench 6でスコアを計測。結果はシングルコアスコアが654、マルチコアスコアが1596となった。

GPU性能は3D Mark (Wild Life) で計測したところ、736という結果になった。

実際に 「Chromebook CM30 Detachable」 を作業をしてみたところ、文書作成やメール、ウェブブラウジングなどの軽作業はかなりスムーズにこなすことができた。もちろん高負荷のかかる3Dゲームをプレイするには力不足ではあるものの、ライトウェイトな作業をする分には十分な力はあるはずだ。

ChromebookではGoogle Playで配信されているAndroidアプリが利用できることから、普段からスマートフォンで使っているアプリがあれば、本製品でも同じような感覚で利用できる。スマートフォンよりも画面が大きいため、大画面でゲームを楽しみたい人にもオススメだ。

実際に使ってみて感じたこと

「Chromebook CM30 Detachable」 を使ってみて、便利だったのが本体 (画面) とキーボードを着脱できること。

メールや文書作成など、たくさん文字入力をするときにはキーボードはもちろん必須だが、作業を終えてソファーで動画を観ながらくつろぐときにはキーボードは不要。そんな場面でパッとキーボードを取り外して軽量なタブレットスタイルにできるのは 「Chromebook CM30 Detachable」 の強みだと感じた。

スペック的に画像編集や動画編集、イラスト制作などのクリエイティブな作業には向かないものの、そこまで高度な作業をする予定がない人や、外出時用の安価なノートPC・タブレットを探している人にオススメの製品と言えるだろう。

「Chromebook CM30 Detachable」 は本日発売しており、価格は69,800円(税込)。購入はASUS公式ストアからどうぞ。

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(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。