Nothing、新フラッグシップヘッドホン「Headphone (1) Pro」発売。トリプルドライバーと「Flat EQ」を搭載

Nothingは9月29日、新たなフラッグシップワイヤレスヘッドホン「Headphone (1) Pro」を発売した。価格は6万4800円(税込)。ブラックとホワイトの2色を用意し、同日からNothing公式サイトおよび販売パートナーで販売する。

スポンサーリンク

3基のドライバーと「Flat EQ」で音楽制作にも対応

Headphone (1) Proは、2025年に発売された「Headphone (1)」の上位モデルにあたる製品。Nothingらしい内部構造が見えるシースルーデザインを受け継ぎながら、40mmフルレンジ・ダイナミックドライバー、プレシジョン・ダイナミックドライバー、xMEMS製ツイーターを組み合わせた「トリプルドライバーアーキテクチャー」を採用した。

トリプルドライバーアーキテクチャーは、40mmのフルレンジ・ダイナミックドライバー、プレシジョン・ダイナミックドライバー、xMEMS製MEMSツイーターで構成する。再生周波数帯域は20Hz~40kHz。

ワイヤレス接続ではLDAC、AAC、SBCに対応。LDACでは最大990kbps、最大96kHz/24bitの音源を伝送できる。Bluetoothは6.1に対応し、1つの音源を複数の対応イヤホンやヘッドホンで共有できるAuracastも利用できる。

有線接続にも対応しており、USB Type-C接続では最大192kHz/24bit、3.5mmオーディオケーブルでは最大96kHz/24bitのハイレゾ再生が可能だ。

本体には「Flat EQ」と呼ぶ原音に近い音を再生する機能を搭載する。イヤーカップの物理スイッチを切り替えると、アプリで設定したEQや外音取り込み機能を停止し、音の加工を抑えたフラットな音質に切り替えられる。

この音作りには、ロンドンのレコーディング/マスタリングスタジオ「Metropolis Studios」のエンジニアが協力。同スタジオの「Studio B」でのリスニング体験を再現した「Metropolis Studio B」も空間オーディオのプリセットとして用意する。

空間オーディオは「スタンダード」「Metropolis Studio B」「ライブハウス」「クラブ」「コンサートホール」の5種類。HRTF(頭部伝達関数)アルゴリズムを使って立体的な音場を再現し、頭の向きに合わせて音の聞こえ方が変わるダイナミックヘッドトラッキングにも対応する。

さらに、専用アプリからEQを細かく調整できる。低音や高音を強調するプリセットに加え、40mmフルレンジドライバーとプレシジョン・ダイナミックドライバーを個別に調整する詳細設定も用意する。

スポンサーリンク

最大46dBのANCとシースルーデザイン。装着感も改善

ノイズキャンセリング機能は、Nothingのヘッドホンとして過去最高となる最大46dBの騒音低減に対応する。左右合計10基のマイクを搭載し、周囲の騒音に応じてノイズ低減レベルを調整するアダプティブANCを採用した。ビームフォーミングにも対応し、通話時のノイズ低減にも活用する。

イヤーパッドの内部には8mmのシリコン製遮音隔壁を設け、物理的な遮音性も高めた。イヤーパッドはPUレザーとウレタンを組み合わせた構造で、前モデルよりクッションを柔らかくしている。ヘッドバンドも厚みと幅を増やし、長時間の装着時にかかる負担を抑えた。

本体にはアルミニウムや強化ガラスを使用し、イヤーカップから内部構造が見えるNothing独自のデザインを採用する。本体重量は327gとなっており、スチール製アームをチタンに変更し、内部構造を再設計することで軽量化を実現した。

操作系には物理式のローラー、パドル、ボタンを搭載する。ローラーでは音量調整や再生・一時停止、ANCの切り替えなどを操作できる。パドルでは曲送り・曲戻しや早送り・巻き戻し、通話操作などが可能。ボタンにはANCのレベル変更やNothingアプリの起動など、好みの機能を割り当てられる。

バッテリー駆動時間はANCオフで最大68時間、ANCオンで最大30時間。急速充電にも対応する。防塵・防滴性能はIP52規格に準拠しており、汗や水しぶきなどにも配慮した。

専用のキャリングケースも付属する。イヤーカップ部分をケースに収めるとヘッドバンドが外に出る独特の形状で、ハンドバッグのように持ち運べる。なお、ケース自体に充電機能はない。

なお、Nothingは同日に、BTSのV(Kim Taehyung)氏をグローバルブランドアンバサダーに起用したことも発表した。V氏を起用した新キャンペーンでは、Headphone (1) ProをはじめとするNothingのオーディオ製品を展開する。

Nothingは2026年春にCharli xcx氏をグローバルブランドアンバサダーに迎え、夏にはクラブシーンやカルチャーを支援する取り組み「Club Nothing」を開始している。V氏との今回のパートナーシップも、音楽やカルチャーとデザイン、テクノロジーを組み合わせたブランド活動の一環となる。

関連リンク

(画像提供:Nothing)

Nothing
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました