1月14日、アンカー・ジャパンは同社が販売する充電式カード型紛失防⽌トラッカー 「Eufy SmartTrack Card E30」 の自主回収を行うと発表した。
回収対象となるのは以下の製品で、購入時期に関わらずこれまで販売されたものすべてが自主回収の対象となる。回収は、オンラインもしくは電話受付 (0120-253-004) にて行う。ちなみに、「Eufy SmartTrack Card E30」 の新規出荷および販売はすでに停止している。
- Eufy SmartTrack Card E30 (発売日2024年11⽉19⽇)
充電式カード型紛失防⽌トラッカー 「Eufy SmartTrack Card E30」 の自主回収が発表
アンカー・ジャパンによると、今回の自主回収に至った理由は、「Eufy SmartTrack Card E30」 に搭載されている磁石が、⼀部の磁気カードに対して不具合を誘発する可能性があると判明したからだという。
昨年12月、ユーザーから 「Eufy SmartTrack Card E30」 に搭載されている磁石によって、他の磁気カードに不具合が起きたと連絡が入ったとのこと。その後、原因究明に向けて調査をした結果、同製品の磁力が⼀部磁気カードへ影響を与える場合があることが発覚した。
人体に影響を及ぼす危険性はないものの、磁気カードに対して悪影響を与えてしまう可能性があることから自主回収を決定した。
▼ 製品の詳細は以下の記事から。
今回の問題が起きた理由として、アンカー・ジャパンは 「製品の開発段階において、製品磁⼒と磁気ストライプを使⽤しているカードや通帳等の磁気保磁⼒の双⽅の個体差を前提にした検証が⼗分に⾏われなかったまま出荷したことが原因」 と説明している。
今回の自主回収を受けて、アンカー・ジャパンは「この度は、弊社製品をご愛⽤いただいている皆様に多⼤なるご迷惑とご⼼配をおかけ致しますことを⼼よりお詫び申し上げます。お⼿数ですが、下記にて製品回収の⼿続きを承っておりますので、ご連絡いただきますようお願いいたします。」とコメントしている。
なお、アンカーは本問題が発生しない改善版の開発を進めており、2025年3月を目処に改めて販売予定であるとのことだ。
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