Amazonがお掃除ロボット 「ルンバ」 で知られるiRobot社を買収、買収総額は約17億ドル

米AmazonがiRobot社を買収する。現地時間8月5日、Amazonはプレス向けに、iRobotとの間で合併契約を締結したと発表した。

買収は全額を現金で拠出する形で実施される。1株あたり61ドル、総額で約17億ドル(約2280億円)。これにはiRobot社の純負債も含まれる。

iRobotは、自動ロボット掃除機 「ルンバ」 で知られるロボットメーカー。同社を買収することで、Amazonは自社の家電分野を拡充することができるようになる。Amazon Devicesのシニア・バイス・プレジデントのDave Limp氏は今回の買収発表に際して、以下のコメントを発している。

「アイロボットチームは、長年にわたってお客様が望むときに望む場所で、家庭内の障害物を避けながら掃除をし、回収箱を自動的に空にすることまで、非常に実用的で創意に富んだ製品によって、人々の掃除方法を改革する能力を実証してきました。私はアイロボット社のチームと協力して、お客様の生活をより簡単で楽しくするような方法で発明することに興奮しています。」

なお、iRobotのCEOコリン・アングル氏は、買収完了後も同社CEOとして残る予定。コリン・アングル氏は、以下のコメントを発している。

「アイロボット社の創業以来、私たちのチームはお客様の生活をより快適にする革新的で実用的な製品を生み出すことを使命とし、ルンバやiRobot OSなどの発明につながっています。

Amazonは、人々が家庭でより多くのことができるようにするための思慮深いイノベーションを構築するという私たちの情熱を共有しており、私たちのチームがミッションを継続する上でこれ以上の場所はないと思っています。アマゾンの一員となり、今後数年間、お客さまのためにどのようなものを一緒に作っていけるか、とても楽しみです。」

 

関連リンク:Amazon and iRobot Sign an Agreement for Amazon to Acquire iRobot | Amazon.com, Inc. – Press Room

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