明日30日に発表される予定の新型「iPad Pro」は、以前からの噂通り、やはりホームボタンが廃止されることが確定と見ていいだろう。
9to5Macの報告によると、iOSの最新ベータ版の中に次期iPad Proを示すアイコンが発見されたという。
iOSのベータ版で発見されたアイコンから新型iPad Proのホームボタン廃止が確定
発見されたアイコンは、ホームボタンの存在しないiPad Pro。以前、Appleが開発者に公開した「iOS 12 beta 5」で見つかったものと似ているが、今回のは端末の特徴をより把握することができる貴重な情報だ。
アイコンから、新型モデルの画面は端末いっぱいに広がる設計になっており、ディスプレイの角はiPhone X/XSやApple Watch Series 4のように丸みを帯びたものになっていることが分かる。いわゆる”ベゼルレスデザイン”と呼ばれるものだ。
さらに、「iPhone XS/XS Max」のようなノッチが存在しないことも明らかに。
次期iPad Proはホームボタンを廃止する代わりに、顔認証「Face ID」用のセンサーが搭載されると噂。iPhoneの場合は、端末上部のノッチ部分に配置されているが、iPad Proの場合はベゼル面積がiPhoneに比べて大きいため、顔認証センサーなどの各種コンポーネントをベゼル内に隠すことができ、ノッチを必要としない可能性が高い。
そして、今回見つかったアイコンからは、新型iPad Proに搭載される各種ボタンの位置も判明。
まずはスリープボタンに関してだが、こちらは端末右上に配置されるようだ。また、音量調節ボタンも現行モデルと同様に、端末サイドに配置されるとみられる。
これらは、あくまで最新ベータで見つかったアイコンからの推測で、すべてが実際の新型iPad Proの特徴と一致するかは不明。ただし、これまでの噂や直近のベータ版で同アイコンが見つかったことなどを踏まえると、今月30日の新製品発表イベントでは上記アイコンとほぼ同じデザインの端末が発表される可能性が高い。
ちなみに、新型iPad ProにはLightningポートではなく、USB-CポートがiOSデバイスとして初めて搭載。さらに、背面下部には新Smart Connectorが搭載され、現行のSmart Keyboardなどが使用できなくなるとみられている。
また、USB-Cポートが搭載されることで、Apple Pencilとの連携ができなくなるため、Appleはワイヤレスペアリングに対応した新型Apple Pencilを用意していると噂されている。要は、新型モデルを購入する場合は現行のアクセサリを引き続き使うことは残念ながら難しく、買い直す必要があるだろう。
新型iPad Proは、11インチモデルと12.9インチモデルの2種類が存在するとみられている。ベゼルレス化の関係で、端末サイズは11インチモデルは現行の10.5インチモデルとほぼ同じ大きさ、12.9インチモデルは現行モデルよりも小型化することが予想されている。
Appleの新製品発表イベントは日本時間10月30日23時から開始される。当日はライブストリーミングも行われる予定となっているため、詳細が気になる方はぜひ視聴していただければと思う。
ちなみに、当ブログではイベントの速報記事を掲載する予定なので、新情報に興味のある方は新着記事をチェックしていただければ幸いだ。