Adobe、Flashのサポートを2020年に終了することを発表

adobe-flash

Adobe Flash Playerの提供とサポートが、2020年で終了することが判明した。

本日、Adobeは2020年末にのFlash Playerのサポートを完全に終了する予定であることを発表(Adobe AIRとAdobe Animate CCについては継続)。既存のFlashコンテンツを新しいオープンフォーマットに移行するよう、コンテンツ制作者に推奨する旨を伝えている。

スポンサーリンク

2020年、Adobe Flashはサポート終了へ

AdobeがFlashを廃止する理由は時代の潮流。かつてAdobeは、ウェブ上でビデオやゲーム、その他のクリエイティブなコンテンツを普及させる上でリーダーとしての役割を果たして来た。そして、ウェブが進化するにつれてプラットフォームは広がり、ウェブに不可欠な存在になった。

だが、昨今ではHTML5やWebGL、WebAssemblyなどのオープンスタンダードが成熟。Adobe Flashを必要とする時代は終わり、最近ではSafariやGoogle Chromeなどの主要ブラウザがFlashコンテンツをブロックするようになってしまった。

Google、「Chrome 55」の安定版をリリース 「Flash」コンテンツが駆逐され「HTML5」がデフォルト化
昨日、Googleは提供するブラウザ「Chrome」の最新版となる「Chrome 55」をリリース。しばらく前から宣言していた通り、「Flash」ベースのコンテンツのデフォルト表示を終了し、新たに「HTML5」のデフォルト表示に置き換えた。...
「macOS Sierra」の「Safari v10」は、デフォルトでFlashやJavaプラグインがオフになっていることが明らかに
先日「#$WWDC2016」で発表された「macOS Sierra」で導入される予定の「Safari v10」では、以前から噂のあった通り、Adobe FlashやJavaといったレガシープラグインがデフォルトでオフになっているようだ。We...
いよいよ「Firefox」からも「Flash」コンテンツが締め出しへ 一部コンテンツが8月から対象に
「Safari」や「Chrome」など複数のウェブブラウザで、ブロックされることが確定的な「Flash」コンテンツだが、その流れはいよいよ「Firefox」にも及ぶようだ。「Firefox」を開発するMozillaは、8月以降から一部のFl...

ちなみに、AdobeはAppleやFacebook、Google、Microsoft、Mozillaなどのパートナーと共に、2020年までAdobe Flashをサポートすることを約束している。

Microsoftは2019年後半にEdgeとInternet ExploreでFlashをデフォルトで無効化する予定で、2020年までにWindowsから完全に削除することを計画していると発表している。

Appleも「Safari for Mac」では、Flashをデフォルトでブロックしているが、現在でもユーザーの任意でFlashコンテンツを利用することは可能。Appleはこれに関して、2020年までFlashコンテンツをサポートすることをアナウンスしている。

2020年、Flashの歴史は終了する。Flashを利用しているWEBサービスは、早期に他のオープンスタンダードへの移行に向けて動き出す必要があるだろう。

▼ Apple公式サイトでMacBook製品をチェック
MacBook Air
MacBook Pro

▼ Macアクセサリ
Magic Keyboard
Magic Trackpad
Magic Mouse
その他

▶︎ 学生・教職員向けストア

[ via The Verge ]

ITテック
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました