デル、新型14型ノートPC「Dell 14S」発売。Coreシリーズ3搭載で約1.15kg、4色展開

デル・テクノロジーズは10月22日、14型ノートPC「Dell 14S」を発売した。

専用のAI処理用アクセラレーター(NPU)を統合した「インテル Core シリーズ3 プロセッサー」を採用し、4色のカラーバリエーションを用意するモデルだ。同社の公式直販サイトなどで販売を開始しており、発売に合わせて期間限定の割引キャンペーンも実施する。

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日本市場のニーズを捉えた14型ノートPC「Dell 14S」

国内のPC市場では、近年の物価上昇を背景にユーザーの購買行動にも変化が見られる。購入を検討する期間が長くなり製品選びも慎重になる中、特に新生活を迎える学生や若年層からは、持ち運びやすい薄型軽量デザインや手頃な価格に加え、日常的な作業を快適にこなせる基本性能、長時間使えるバッテリー性能などが求められている。

こうした市場の変化を受け、デルは国内のコンシューマー向けビジネスにおいて3つの方針を掲げている。日本市場のニーズに合った製品群とAI PCポートフォリオの拡充、家電量販店をはじめとする販売チャネルの強化、そしてユーザー体験の向上だ。

「Dell 14S」は、こうした方針に沿って開発された主力モデルとなる。従来のフラッグシップシリーズ「XPS」で培った薄型化のノウハウを生かしながら、価格と携帯性のバランスを重視した製品に仕上げている。

筐体にはプレス加工を施したアルミニウムシャーシを採用。カラーバリエーションは「リネン」「ダスティーローズ」「ウォッシュドデニム」「ベルベットグリーン」の4色で、いずれも日常のライフスタイルに馴染む自然な色合いを目指したという。

本体サイズは幅313.00mm、奥行き217.00mm、高さ12.21〜13.50mm。最薄部と最厚部で厚さに緩やかな傾斜を設けたデザインとなっている。最小構成時の重量は約1.15kgに抑えた。

プロセッサーは「インテル Core 5 320」または「インテル Core 7 350」から選択できる。いずれもインテルの最新半導体製造技術を採用したプロセッサーで電力効率を高めるとともに、AI処理を担うNPUを内蔵する。対応アプリケーションではNPUを活用した処理が可能で、学習や仕事、日常生活など幅広い用途での利用を想定している。

ディスプレイは14インチの非光沢パネルでタッチ操作には対応しない。標準構成ではFHD+(1920×1200ドット)、リフレッシュレート60Hz、輝度300nitのパネルを搭載する。

また、リネンカラーモデルに限り2.8K(2880×1800ドット)、120Hz、450nitに対応する上位パネルも選択可能だ。こちらはWindows Helloに対応したIR機能付きWebカメラ(2MP RGB+IR)との組み合わせとなる。

メモリには、データ転送速度7467MT/sのLPDDR5xを採用。標準構成は16GBのオンボードメモリとなる。ストレージはM.2 PCIe NVMe SSDで、256GB、512GB、1TBの3種類を用意する。

ヒンジは180度まで開くことが可能

なお、より購入しやすい価格を重視した8GBメモリ搭載モデルも11月中旬に発売する予定だ。こちらはWi-Fi 6に対応し、16GBモデルと比べて約3万円安い価格帯になる見込み。

バッテリー容量は61.2Wh(3セル)。デルのテスト環境ではNetflixの動画ストリーミング再生で最大21時間の連続駆動を記録したという。

インターフェイスは、USB Type-C(USB 3.2 Gen 2)ポートを2基搭載。いずれもUSB Power Deliveryによる充電とDisplayPort 1.4による映像出力に対応する。このほかフルサイズのHDMI 1.4ポートや3.5mmユニバーサルオーディオジャックも備えており、変換アダプターを使わずに外部ディスプレイやヘッドセットなどを接続できる。

無線通信は16GBメモリ搭載モデルの場合、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.4に対応する。堅牢性についてもMIL-STD-810Hに準拠したテストをクリア。環境性能を評価する「EPEAT Silver」も取得している。

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Coreシリーズ3の進化とNPUを活用したローカルAIの実用性

発表会にはプロセッサーを供給するインテルからIA技術本部 部長の太田仁彦氏が登壇した。

太田氏は、開発コード名「Wildcat Lake」として展開される「インテル Core シリーズ3」の技術的な進化について説明。最新の半導体製造技術「Intel 18A」の採用によってマザーボード基板の省スペース化を可能にしながら、従来製品と比べてグラフィックス性能やAI処理能力も向上させたと紹介した。モバイルPCに求められる電力効率と処理性能の両立を目指したプロセッサーだという。

続いてゲストスピーカーとして株式会社K-kaleido 代表取締役の安生健一朗氏が登壇し、NPUを活用したローカルAIソリューションの事例を紹介した。

ローカルAIは、外部のクラウドサービスにデータを送信せず、PC上でAI処理を完結できる点が特徴だ。安生氏はクラウドとローカルを組み合わせるハイブリッドAIの利点にも触れ、具体的な活用例としてリアルタイム文字起こしアプリ「スピーチコネクト」を紹介した。同アプリではNPUを使って処理することで、消費電力を従来の約8Wから約4Wへと半減できるという。

このほか、議事録作成アプリ「言の記」や操作マニュアル作成アプリ「KnowStep」なども取り上げた。NPUによる処理を活用すれば、バッテリー駆動時間への影響を抑えながら文字起こしや文書作成といった業務の効率化を図れるとしてローカルAIの実用性をアピールした。

「Dell 14S」の価格はインテル Core 5 320、16GBメモリ、256GB SSDを搭載する標準構成で、デル公式サイトの参考価格が194,800円(税込・送料込)。

発売記念キャンペーンとして、10月22日から11月1日までの11日間、全モデルを通常の販売価格から45,000円引きで購入できる。さらに、10月22日から12月7日までの期間中に購入すると通常の付与分に加えて「Dell Rewards」ポイントが5,000ポイント進呈される。こちらも対象期間内であれば併用可能だ。

あわせて「Dell Rewards」プログラムの利用条件も改定された。これまではポイントを1,500ポイント単位で利用する必要があったが、今回の変更によって1ポイント単位で使えるようになった。1ポイントを1円相当として利用でき、購入時のポイントの使い勝手も改善されている。

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Dell取材
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