
SteelSeriesは10月22日、ワイヤレスゲーミングマウスの新製品「Sensei Pro」「Rival Pro」を発表した。
最大8,000Hzのポーリングレートに対応するほか、電波干渉を抑えるUWB(Ultra-Wideband)を採用。バッテリーを交換しながら使える独自の電源システムも搭載し、ワイヤレス接続の安定性と長時間のプレイへの対応を追求した。

ラインアップは、左右対称の「Sensei Pro」と右手向けのエルゴノミック形状を採用した「Rival Pro」の2種類。それぞれ通常サイズとMiniサイズ、ブラックとホワイトを用意し、合計8種類を展開する。
価格は各モデル33,310円(税込)で、10月22日から予約を受け付ける。ブラックモデルは11月20日、ホワイトモデルは12月中旬以降に発売予定だ。
新型マウス「Sensei Pro」「Rival Pro」発表。伝統の形状にUWBと交換式バッテリー

両製品は、素早い操作への応答性や正確なトラッキングを求める競技志向のプレイヤーを主な対象としている。
ゲーミングマウスではセンサーの精度や本体の軽さが注目されやすいが、プレイヤーの操作をゲーム内へ正確に反映するには、PCとの通信が安定していることも欠かせない。そこでSteelSeriesは、無線通信の仕組みと電源システムを見直し、高い応答性を維持しながら、充電によるプレイの中断も防げる設計を目指した。

同社は2007年に初のゲーミングマウスを発売し、2011年に「Sensei」、2013年に「Rival」を投入してきた。両シリーズは形状の異なる選択肢として、プロゲーマーや競技志向のプレイヤーに支持されてきた。
一方、近年は2019年にゲーミングキーボード「Apex Pro」を発売し、2022年以降は「Arctis」シリーズを中心にヘッドセットなどのオーディオ製品にも注力している。
今回の新製品は、同社がゲーミングマウスの上位モデルに改めて力を入れるものでもあり、発表会では開発に約5年をかけたことも明らかにされた。

今回の製品で注目ポイントになるのが、ワイヤレス接続にUWBを採用した点だ。一般的なワイヤレスゲーミングマウスで使われる2.4GHz帯は、Wi-Fiなどの機器でも利用されるため、周囲の通信環境によっては電波が干渉する可能性がある。
これに対して両製品は、7.25~9GHzの周波数帯を利用するUWB(超広帯域無線)によって、既存の無線機器からの干渉を受けにくくし、安定した低遅延通信を目指している。SteelSeriesによると、従来方式に比べて約20倍の帯域幅を確保し、複数のチャンネルを同時に活用できるという。
ポーリングレートは最大8,000Hzで、1秒間に最大8,000回の頻度でPCへ操作情報を送信できる。一般的な1,000Hzのマウスと比べて情報の更新頻度が8倍となり、素早い操作を細かく反映しやすい。
とはいえ、ゲームやPCの環境によっては、常に最大値で動作させることが最適とは限らない。そこで「Super Sync」機能を搭載し、2,000Hzや3,000Hzなどに設定を変更できるようにした。プレイするゲームや使用環境に応じて、応答性と安定性のバランスを調整できる。

高いポーリングレートではバッテリーの消費も増えるが、両製品は「Infinite Power System」と呼ぶ独自の交換式バッテリーシステムで対応する。バッテリーは2個付属し、片方を使用している間に、もう片方を充電ベースステーションで充電できる。電池が切れたら交換するだけでプレイを続けられるため、本体を充電するためにケーブルを接続したり、充電が終わるまで待ったりする必要がない。
駆動時間はポーリングレートによって異なり、8,000Hzではバッテリー1個あたり最大16時間、2個を使い分けることで合計最大32時間。1,000Hzでは1個あたり最大60時間、合計最大120時間となる。交換用バッテリーも別売りを予定しているが、発売時点では取り扱わず、2027年の早い時期に販売情報を案内する予定だ。




本体重量は通常サイズが53g、Miniサイズが49g。軽量化によって素早いマウス操作をしやすくしながら、手の大きさや握り方に合わせて形状とサイズを選べるようにした。左右対称の「Sensei Pro」は右手・左手のどちらでも使いやすく、「Rival Pro」は右手に合わせたエルゴノミック形状を採用する。なお、ホワイトモデルは表面のコーティングの違いにより、ブラックモデルより約1g重い。
センサーには「TrueMove 42K Pro」を搭載する。PixArt製センサー「3955」をベースにSteelSeriesが独自の調整を加えたもので、最大42,000DPI、最大800IPSのトラッキング速度、最大70Gの加速度に対応する。クリック部分には光学式スイッチを採用し、最大1億回のクリック耐久性と0.35msの応答速度を実現した。

設定用ソフトウェアは、PC向けの「SteelSeries GG」に加え、ブラウザーから利用できる「SteelSeries GG Web」にも対応する。マウス感度や、マウスを持ち上げた際にセンサーが反応しなくなる高さを示すリフトオフディスタンスなどを調整できるほか、回転補正やスクロールジャンプ保護も利用可能だ。
また、自分に合った感度を探す「Sensitivity Finder」や、異なるゲーム間で感度を換算する「Sensitivity Converter」も用意する。従来の「3D Aim Trainer」と合わせて「Aim Tools」に統合し、感度設定やエイム練習を支援する。付属品としてグリップテープと交換用マウスソールも同梱し、握りやすさの調整や、摩耗したソールの交換にも対応する。
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— SteelSeries Japan (@SteelSeriesJP) October 22, 2026
発売に先立ち、SteelSeriesは東京・秋葉原で新製品を体験できるポップアップイベントを開催する。開催時間は23日と24日が13時から20時まで、25日が13時から19時まで。会場では製品を試せるほか、ゲーミングデバイスの選び方などをテーマにしたトークショーも実施する。
23日はOooDaと伊織もえがMCを務め、SCARZのコンテンツクリエイター部門に所属するふぇに男、善悪菌が出演。24日はyueがMCを務め、善悪菌とRe:AUTHのコンテンツクリエイターである瀬とおるが登壇する。25日はOooDaと伊織もえがMCを務め、mittiiiがゲストとして出演する(敬称略)。
トークショーでは、出演者のデバイス遍歴や製品の選び方を紹介するほか、エイム練習用ソフトを使った来場者との対戦や質疑応答も予定している。各回の観覧には整理券が必要で、開始1時間前から会場入口前で配布する。定員は各回最大20人。イベントの最新情報はSteelSeries Japanの公式Xアカウント(@SteelSeriesJP)で案内する。

