Apple Vision Proで4K/120fpsゲーム。NVIDIA CloudXRが「visionOS」に対応

NVIDIAは、米サンフランシスコで開催中の「Game Developers Conference 2026(GDC)」において、Apple Vision Proを活用した次世代ゲーミング体験に関する最新情報を発表した。

同社のXR向けストリーミング技術「CloudXR」をAppleの「visionOS」と統合することで、高性能PCで描画した高品質なゲームをApple Vision Proへ直接配信できる仕組みを構築する。これにより、これまで難しかった超高精細なPCゲームも、空間コンピューティング環境で快適に楽しめるようになる。

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visionOSへの「CloudXR」統合で4K/120fpsを実現

今回の発表で最大のトピックとなるのは、NVIDIAの「CloudXR」技術がvisionOSに統合された点だ。この技術を利用することで、GeForce RTXを搭載したPCからApple Vision Proへ、高品質なゲーム映像をワイヤレスでストリーミングできるようになる。

特に注目されるのが、Apple Vision Proの高度なアイトラッキング(視線計測)機能を活用した「フォービエイテッド(中心窩)ストリーミング」への対応だ。ユーザーが視線を向けている部分だけを高精細に描画する技術で、Wi-Fi経由でも最大4K解像度・120fpsという高フレームレートを実現している。また、現実世界とバーチャル映像を違和感なく融合させるステレオスコピック(立体視)レンダリングにも対応する。

これらの機能は、レースシミュレーター『iRacing』やフライトシミュレーター『X-Plane 12』で、近日中に提供される予定だ。

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GeForce NOWのVRストリーミングも90fpsへ進化

クラウドゲームサービス「GeForce NOW」も、Apple Vision Proユーザー向けにアップデートされる。3月19日(木)より、「Ultimate」プランのメンバーを対象に、Apple Vision ProやMeta QuestなどのVRデバイスにおけるストリーミングフレームレートが、従来の60fpsから90fpsへと引き上げられる。

これまでは仮想の巨大スクリーンに2Dのゲーム画面を映し出す方式が中心だったが、フレームレートの向上により、操作の反応速度や映像の滑らかさが大きく改善されることに。ネオンが輝く街中での激しいアクションや異星世界の探索といったシーンでも、より高い没入感が得られるようになるだろう。

今回のNVIDIAによる一連の発表によって、Apple Vision Proは「作業用デバイス」としてだけでなく、ハイエンドな「シム・リグ(シミュレーター環境)」として注目される可能性がありそうだ。

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(画像提供:NVIDIA)

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