Adobe Fireflyボードに動画生成機能と連携強化。新たな生成AIモデルも追加

Adobeは、今年4月にロンドンで開催された「Adobe MAX London 2025」に合わせて提供を開始したAIムードボードアプリ「Firefly ボード」のパブリックベータ版に、新たな機能を追加した。生成AIを活用した表現力の強化に加えて、他のアプリケーションとの連携性を高めるアップデートが含まれる。

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主要な生成AIモデルを統合、動画生成にも対応

今回のアップデートの目玉は、「Adobe Firefly Video Model」に加えて「Google Veo 3」「Runway Gen-4 Video」「Pika Video Generator」など、主要な生成AIモデルによる動画生成機能の統合だ。

この統合によって、Fireflyボード上で静的なムードボードだけでなく、動的なビジュアルコンテンツの制作までシームレスに行えるように。

さらに、Black Forest Labの「Flux.1 Kontent」とOpenAIの画像生成機能を活用し、対話型プロンプトから生成した画像に対し、繰り返し編集を加えることが可能になった。プロンプトベースの反復編集により、ユーザーは直感的にイメージをブラッシュアップできる。

また、Adobe Fireflyの生成AIエコシステムは、従来のOpenAI、Google、Black Forest Labsに加えて、新たにIdeogram、Luma AI、Pika、Runwayのモデルを統合。これらはまずFireflyボード内で展開され、今後はAdobe Fireflyアプリ全体への対応が予定されている。

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レイアウト自動整形とアプリ連携で整理・共有が加速

ビジュアル編集だけでなく、コンテンツ整理の効率化にも注力する。「ワンクリック配置」機能では、思いついたアイデアや素材を即座に整理・配置し、プレゼンテーションやレビュー向けのレイアウトに自動整形できる。

さらに「ドキュメント連携」機能を使えば、PhotoshopやIllustratorなど他のAdobeアプリでの変更内容をFireflyボードに自動で反映されるように。プロジェクトの進行中に複数のツールを横断して作業するユーザーにとって、より柔軟でリアルタイムなコラボレーション環境が整ったかたちだ。

(画像提供:Adobe)

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