デル、｢Core Ultra｣を搭載した国内初の新型ノートPC ｢Inspiron 13 5330｣ を順次発売

デル・テクノロジーズは、Intelの最新CPU「Core Ultra｣ プロセッサを搭載した国内初の新型ノートPC ｢Inspiron 13 5330｣ を順次発売する。

｢Core Ultra 5 125H｣ を搭載したモデルと、｢Core Ultra 7 155H｣ を搭載したモデルの2ラインナップとなり、価格は前者が147,000円、後者が167,000円 (いずれも税込) 。

まずはDell.comで12月15日より注文受付を開始。3週間前後でのお届けを予定している。また、2024年1月下旬にはWindows Home OSを搭載した即納モデルの提供が開始され、さらに2月下旬にはWindows Pro OS搭載モデルの提供も開始される予定だ。

量販店では、本日12月15日から予約受付が開始となり、2024年1月下旬に販売が開始される。

デル、｢Core Ultra｣を搭載した国内初の新型ノートPC ｢Inspiron 13 5330｣ を順次発売

｢Inspiron 13 53309｣ は、約13.3型の画面を搭載した個人向けノートPC。CPUには、先日グローバルで発表されたばかりであるMeteor Lake世代の ｢Core Ultra 5／7｣ プロセッサーを搭載。パフォーマンスや電力効率が向上した最新モデルだ。

｢Core Ultra｣ プロセッサは従来のCPUに比べて大幅な進化を遂げているが、とりわけ大きな変化があったのは電力効率の点において。

従来のPコアと呼ばれる高性能コアと、Eコアと呼ばれる高効率コアに加えて、新たにLP Eコアと呼ばれる省電力コアが搭載され、処理ごとに動作させるコアを変えることで電力効率を向上させている。さらに、AI向けプロセッサであるNPUをCPUに統合したことで、AI処理性能が大幅に向上している。GPUは、CPU内蔵のIntel Arcを採用する。

電力効率の高い ｢Core Ultra｣ プロセッサやIntel Arcを搭載したことで、5本の映画を無充電で連続視聴できるなど、従来よりも長く駆動することが可能になった。ストリーミングパフォーマンスでは、第13世代Coreに比べて22％向上しているとのこと。なお、バッテリ容量は64Whr。

また、発表会では画像の生成AI ｢Stable Diffusion｣ を使用した実機デモが行われた。デモでは、画像生成を開始してから完成するまでの時間を旧機種と比較。なんと半分程度の時間で作業を完了させることができていた。もちろん、もっと高画質な画像を生成するとなると同製品では力不足になるかとは思うが、独立GPUが搭載されていない本製品でも素早く画像生成ができること自体には驚きを感じた。

画面は、解像度2560×1600 (QHD／画面比率16：10) の非光沢タイプの高視野角液晶を採用。画面輝度は300ニト。4辺狭額縁デザインで、Dolby VisionのHDRテクロノジーをサポートするため、対応コンテンツを高い没入感のなか楽しむことができる。

また、Androidスマートフォンやタブレット等を拡張ディスプレイとして使用できる｢Intel Unison｣ をサポート。出張先などでも広い作業環境を構築することができる。

内蔵メモリは、16GB LPDDR5x 6400MT/sオンボードメモリ(増設・換装は不可)。ストレージ容量は、512GBもしくは1TB。

筐体サイズは高さ4.35～15.65mm x 幅296.68mm x 奥行213.50mm、重量は1.24kgから。なお、本体はMIL-STD-810H準拠の高い堅牢性を持つ。

搭載インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、HDMI 1.4、USB Type-A (3.0)。プライバシーシャッター付きのフルHD (1080p@30fps)仕様Webカメラと、音声入出力を搭載する。通信は、Wi-Fi 6Eをサポート。OSはWindows 11 Home。

Webカメラは、映る人物がカメラの範囲に自動で収まるオートフレーミング機能に対応。さらに、マイクもAIでバックグラウンドノイズを低減するデュアルマイクを採用する。

カラーラインナップは、プラチナシルバーおよびライトピンクの2色展開。