8月10日、韓国Samsungは、新製品発表イベント 「Galaxy Unpacked」 を開催し、新型フォルダブルスマートフォン 「Galaxy Z Flip4」 を発表した。
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「Galaxy Z Flip4」 が正式発表
「Galaxy Z Flip4」 は、昨年発売した縦折り式スマートフォン 「Galaxy Z Flip3 5G」 の後継モデルにあたる。折り曲げられるAMOLEDの特徴を活かし、画面を2つに折りたたんでコンパクトに持ち歩けるスマートフォン (=フォルダブルフォン)として人気を博しているシリーズだ。ちなみに、同時に発表された 「Galaxy Z Fold4」 が横折り式だったのに対し、「Galaxy Z Flip4」 は縦折り式。
先代モデルからの変更点は、内蔵SoCが 「Snapdragon 8+ Gen 1」 となり性能が向上したほか、バッテリー容量の増加と25Wの急速充電が可能になるなどのマイナーチェンジが行われている。
画面がハードの内側と外側に搭載されているのが本製品の特徴のひとつ。メインディスプレイと呼ばれる内側の大きなディスプレイは、6.7インチのFHD+ Dynamic AMOLED 2X Display(22:9) Infinity Flex Display (2640 x 1080/425ppi)。リフレッシュレートは最大120Hz。
デバイス外側に搭載される、メールの表示やセルフィー撮影時のプレビューに対応するカバーディスプレイには、先代モデルと同様に1.9インチのSuper AMOLED Displayが採用される。解像度は260 x 512ピクセル。
カバーディスプレイとリアガラスは、Corning社のGorilla Glass Victus+を採用。メイン画面はレイヤー構造の最適化を施し耐久性が向上。外部からの衝撃による破損を軽減し、これまでで最も耐久性の高い折りたたみスマートフォンとなっている。
本体サイズは、本体を開いたときで71.9 x 165.2 x 6.9mm、折り畳んだときは71.9 x 84.9 x 17.1mm〜15.9mm。本体重量は187gで、先代モデルから4g増えている。
搭載SoCは、4nmプロセステクノロジーを採用するQualcommのオクタコアチップセット 「Snapdragon 8+ Gen 1」 となり性能が向上するほか、機械学習特化のプロセッサNPUの性能も53%向上しているとのこと。RAM容量は8GB。ストレージ容量は128GB、256GB、512GBから選択可能だ。
リアカメラは、1,200万画素(f/2.2、視野角123˚) の超広角レンズと、光学手ぶれ補正に対応した1,200万画素(f/1.8、視野角83˚)の広角レンズのデュアル仕様。広角レンズはわずかに視野角が広くなっている。また、NPU性能が53%向上したことによって、暗所での撮影がより得意になっている。
フロントカメラは、1,000万画素(f/2.4、視野角80˚)のシングル仕様。ちなみに 「Galaxy Z Fold4」 のようなアンダースクリーンカメラにはなっていない。
ネットワークは4Gのほか5Gネットワークをサポート。SIMは、eSIMとNano SIMカードスロットをそれぞれ1基ずつ搭載する。
生体認証は、顔認証と指紋認証をサポート。バッテリー容量は3,700mAhで、先代モデルから400mAhアップしている。そのほか、最大25Wの急速充電に加えて、高速ワイヤレス充電、リバースワイヤレス充電に対応する。防水性能はIPX8。
カラーラインナップはボーラパープル、グラファイト、ピンクゴールド、ブルーの4色。また、一部の国で展開される 「Galaxy Z Flip4 Bespoke Edition」 では、ガラスカラーとフレームを75通りから選択可能。端末の見た目を自由にカスタマイズすることができる。
価格は999ドル(日本円では11万円程度)~。米国では8月26日に発売予定。本日から予約受付が開始されている。日本での展開はまだ発表されていないが、近いうちに発表されるものと思われる。
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(画像:Samsung)