新型MacBook ProはやはりMagSafeやHDMIポート、SDカードスロットが搭載され、Touch Barが廃止されることになりそうだ。
現地時間4月21日、新型MacBook Proの機密ファイルを盗み出したとして、ハッカー集団 「REvil」 がAppleのサプライヤーであるQuanta Computerに対して約5000万ドルを支払うよう脅迫する事件が発生。
同ハッカー集団が証拠として公開したファイルから、新型MacBook Proの一部仕様が判明したことが明らかになっている。
新型MacBook Proの一部仕様がハッカー集団により流出か
米メディア9to5Macによると、ハッカー集団が公開したファイルには、Apple Siliconを搭載した新型MacBook Proのコードネームである 「J314」 および 「J316」 の技術仕様が含まれていたという。
MagSafe・HDMIポート・SDカードスロットが搭載へ
16インチの新型MacBook Proのロジックボードの回路図からは、MagSafe充電コネクタやHDMIポート、SDカードスロットの搭載が確認された。
これらのポートについては、以前に著名アナリストのMing-Chi Kuo氏やBloombergの著名記者Marg Gurman氏が同じ内容を伝えていたことから、公開された資料によりこの情報の裏付けがとれた形だ。
資料からは具体的なポートの配置場所も判明していて、右側面にはHDMIポートとUSB-Cポート、SDカードスロットが、左側面にはMagSafe充電コネクタと2つのUSB-Cポート、3.5mmヘッドホンジャックが搭載される。USB-Cポートは現行モデルよりも1つ少なくなるようだ。
新型MacBook ProのTouch Bar廃止、新型Mac miniのコードネームも判明か
また、これまでファンクションキー部分を置き換える形で搭載されてきたTouch Barは廃止となり、現行のMacBook Airのようにファンクションキーの右側にTouch IDが搭載されることになるようだ。
さらに、資料からは 「J374」 「J375」 という新たなモデルも見つかっている。9to5Macはこれらのモデルについて、次世代のM1Xチップを搭載した新型Mac miniではないかと推測している。
これらの資料を公開したREvilは、Quanta Computerが支払いを行わない限り、毎日資料を公開し続けると脅迫している。現時点では製品画像や設計図などの重要な資料は公開されていないようだが、今後もQuanta Computerが支払いを行わない限り、新型MacBook Proに関する資料が公開される可能性がある。
REvilの行為は明らかな犯罪であり、到底許されるものではないが、同事件の動向には注目しておきたいところだ。
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