ミニLEDディスプレイを搭載した最初のApple製品はiPad Proか。著名アナリストKuo氏がレポート

Appleが巨額の投資を行っているミニLEDディスプレイ。この新しいディスプレイを採用した最初のApple製品はiPad Proになるようだ。

現地時間23日、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏は投資家向けレポートの中で、Appleの未発表製品に関する情報を報告した。

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次期iPad ProはミニLEDディスプレイを採用へ

同氏のレポートによると、ミニLEDディスプレイを搭載した最初のApple製品はiPad Proになるとのこと。とりわけ12.9インチiPad Proの新型モデルに導入される可能性が高いようだ。

2020年末までにiPad Pro向けミニLEDチップの製造が開始される予定。このスケジュールが本当ならば、ミニLEDディスプレイを搭載した次期iPad Proは2020年第4四半期から2021年のはじめあたりに登場する可能性がある。

ミニLEDディスプレイとは
現行のLEDよりも小さな発光ダイオードを使用することでディスプレイの色域表現をより広くし、高いコントラストやダイナミックレンジの表現が可能になると言われているディスプレイ。消費電力の向上や薄型化も期待できるが、その分コストの増加も危惧されている。

これまでKuo氏は、ミニLEDディスプレイが複数のApple製品に導入される可能性について言及してきた。計画としては、MacBook ProやMacBook Air、iPad Proを含む6製品に導入される予定だ。一部ではMacBook Proへの搭載が最初ではないかと予想する声もあったが、しかしKuo氏はこれまでの予想を翻すことなく、12.9インチiPad Proへの導入を指摘している。

ミニLEDチップのサプライヤーはEpistarおよびSanan。このうちSananは2021年から供給を開始する予定。サプライヤー間の競争原理が働くことによって、ミニLEDディスプレイのコストが下がることも期待されている。

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[ via MacRumors ]

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