プライドエディション Nikeスポーツバンド レビュー | 初のNike×プライド。さりげない虹色カラーとともに快適な夏を

Appleが毎年6月の 「LGBTプライド月間」 にあわせて発売しているプライドエディションバンドに、2020年も新しいモデルが登場した。

しかも今年のプライドエディションバンドは2種類。プライドエディションスポーツバンド」 「プライドエディションNikeスポーツバンド」 で、通常のスポーツバンドとNikeスポーツバンドに虹色のデザインが施された。

プライドエディションバンドの個性的なデザインに惹かれ、初代モデルからコレクションしてきた筆者は、もちろん今年も新モデルを購入。通常のスポーツバンドだけでなく、はじめてのNikeのレインボーバンドも購入してみた。

そこで当記事では、2種類のうち 「プライドエディションNikeスポーツバンド」 をレビューする。初のレインボーNikeスポーツバンドが気になっていた方、購入を検討している方の参考になれば幸いだ。

ちなみに、通常のスポーツバンドのレビューは別に公開しているので、気になる方はそちらもぜひチェックしていただきたい。

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Nikeスポーツバンドにはじめてのプライドエディションが登場

こちらが今回紹介する 「プライドエディションNikeスポーツバンド」 。

Nikeスポーツバンドは無数の穴が開けられたデザインを採用したバンド。無数の穴のおかげで非常に個性的なデザインとなっているが、この穴たちはバンドの通気性を確保するために一役買っていて、肌とバンドとの間に発生する蒸れを防止できるなど、デザイン性と実用性を兼ね備える(集合体恐怖症の方にはすこし厳しいかもしれないが)。

また、フルオロエラストマー製で耐水性に優れているため丸洗い可能で、汗にも強いのでスポーツやこれからの暑い季節に難なく使えるのも本製品の特徴のひとつと言えるだろう。

プライドエディションバンドとは

歴代のプライドエディションバンド

プライドエディションとはLGBTQを象徴するレインボーフラッグをモチーフに制作されたApple Watchバンドのこと。これまでウーブンナイロンバンド、スポーツループバンドに投入されてきたが、スポーツバンドおよびNikeスポーツバンドに同エディションが投入されたのは今年が初めてだ。

このレインボーデザインにはLGBTQを支援する意味合いが含まれていて、購入するとその売上の一部が米国のGLSEN、PFLAG、The Trevor Project、Gender Spectrum、The National Center for Transgender Equalityや、国際的に展開するILGAなどのLGBTQ支援団体に寄付される仕組みになっている。つまり、このバンドを買うことで間接的にLGBTQの方々を支援することができるということ。とても社会的意義のあるバンドとも言えるだろう。

プライドエディションNikeスポーツバンド」 は、Nikeスポーツバンドシリーズではじめてのプライドエディション。

バンドカラーはベースがホワイトで、前述の無数穴にレインボーカラーが塗装されている。レインボーカラーは赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の全6色。片側に3色ずつ配色されていて、両側合わせて6色が縦に並ぶ。これまでのプライドエディションバンドにくらべて虹色がそう主張しないため、着けやすいと感じる人もいるのではないだろうか。

腕に巻いてみた。今年のプライドエディションバンドは初のスポーツバンド。これまではウーブンナイロンバンド、スポーツループバンドだったが、2020年はとにかくスポーツに向いたバンドだ。汗などでベタベタになっても丸洗いが可能。インクなどの塗料や擦り傷などで汚さない限り、半永久的に使うことが可能だ。

Nikeスポーツバンドの素材はフルオロエラストマーという高価ゴム素材。シリコンより柔らかく耐久性に優れているという特徴があるが、ゴム素材特有のベタベタとしたものではなく、肌に近いもっちりとした質感のため装着したときに不快感を感じることはない。

また、Nikeスポーツバンドの特徴である通気穴のおかげでスポーツ時に蒸れることもない。同バンド(とApple Watch)を装着した状態で『リングフィットアドベンチャー』をプレイしてみたが、Apple Watchが邪魔に感じることはなかった。

そのほかフルオロエラストマーは伸縮性や弾性がある素材のため、手首に巻くときもスムーズ。「プライドエディションNikeスポーツバンド」 のバックルはいわゆる穴留め式に似た形状。バンドの穴にピンを入れることで長さを調節でき、余ったバンドはスリットの中に挿し込む仕組みだ。

ちなみに上記写真はApple Watch Edition Series 5のチタニウムケースに装着したものだが、そのほかステンレススチールやスペースブラックステンレススチールとの相性も良し。ただしゴールドステンレススチールケースとの組み合わせはややチープさが上回ってしまうため、同モデルをお持ちの方にはあまりオススメできないかもしれない。

バンド自体はLGBTQの方々を意識して作られていることもあって、どの性別 (もちろん性的マイノリティ含む) の人でも着けられるデザインになっている。主にスポーツ時に使うことを想定したバンドだが、レインボーのカラーの主張はそう強くないため、カジュアルファッション用のアイテムとして活用することもできるだろう。

watchOS 6.2.5で追加された壁紙

Apple Watch Nike専用の文字盤

ちなみにwatchOS 6.2.5ではプライドエディションバンドにあう新しいプライド文字盤が提供されている。筆者はApple Watch Nikeを持っていないので、Nikeモデル専用の文字盤を出すことはできないが、それと合わせることでさらに一体感を出すことができる。Nikeモデルをお持ちの方にオススメだ。

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まとめ

以上、「プライドエディションNikeスポーツバンド」 のレビューをお届けした。

ベースカラーが白であるため汚れに対する恐怖があるバンドではあるが、さりげない虹色と無数の穴による特徴的なデザインは存在感もバツグン。オシャレな夏アイテムとして活躍してくれそうだ。

バンド裏側にはNikeのロゴ入り

また、LGBTQといった性的マイノリティへの支援ができるという社会的意義があるのもグッド。日本ではまだ十分に理解が広まっていないためかプライドカラーをモチーフにしたアイテムを身に着けていること自体を揶揄されたりもするものの、徐々にその認知度は高まっていて支援の輪も広がっている。

第三者に対して無理に理解させたり、支援させるといった義務感は不要だと筆者個人は思っているが、こういったアイテムが性的マイノリティに関する理解を助け、身につける人の障壁がすこしでも減ること、そして能動的な支援が増えるきっかけになればとは思ったりする。少なくとも筆者の出した購入代金の一部が性的マイノリティの方々をすこしでも助けられるのであれば筆者としては嬉しい限りだ。

もちろん性的マイノリティ云々はなしにして、単にファッションアイテムとして楽しむのも十分にアリだろう。汗をかくこれからの季節にもぴったりなアイテム。Apple Watchバンドの新調を考えているなら同バンドはオススメだ。おそらく半年から1年の期間限定のバンドなので購入を決めたら、ぜひお早めに購入手続きをしていただきたい。

プライドエディションNikeスポーツバンド」 は、40mmモデルと44mmモデルの2種類が用意されており、価格はどちらも4,800円(税別)。Apple Watch Series 3以前のモデルでも使用することができ、38mmモデルには40mmモデルを、42mmモデルには44mmモデルを購入すればOKだ。購入はApple公式サイトからどうぞ。

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