AppleはMacの内蔵プロセッサをIntelのものからARMのものに置き換えることを計画しているが、その新プロセッサを搭載したMacは2021年8月までに登場するようだ。
現地時間24日、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏は最新の投資家向けレポートのなかで言及した。
ARMベースのプロセッサを搭載したMacは2021年に登場へ
Kuo氏のレポートによると、AppleはARMベースのプロセッサを内蔵したMacを今後12ヶ月〜18ヶ月以内に発売する計画であるとのこと。
もし、Kuo氏の予測が正しいのであれば、ARMベースのプロセッサを搭載したMacは2021年2月から2021年8月までの間に登場することになる。さらに、これまでのAppleの製品スケジュールと照らし合わせると、2021年前半に発売する可能性が高い。
Appleは1年のうちに新製品を発売するタイミングはいくつかあるが、”前半” に限定するとほぼ3月・6月に新製品が集中する傾向にある。特に新プロセッサが搭載されるのが最も濃厚なMacBook Proは6月もしくは7月に登場することが多い。
このことから、Appleは2021年の中頃にARMベースのプロセッサを搭載したMacを発売するつもりなのかもしれない。ちなみに、Kuo氏によれば新開発のプロセッサは5nmプロセスで製造されるとのこと。5nmプロセスを採用したプロセッサは他にも2020年秋発売のiPhoneやiPad Proに搭載されることが濃厚とされている。
新型コロナウイルスの影響で、Appleは各製品の生産に遅れが発生することが危惧されているが、それらの不確実性を埋めるべく5nmプロセッサに関する研究・開発費および生産に関して積極的な投資を行っているとのことだ。
ちなみにARMベースのプロセッサ搭載Macに関しては数年前から噂されていたこと。早くて2020年に実現と言われていたことから、登場はここ1~2年とみて良さそうだ。
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