4DDiG File Repair レビュー。AIの力でモノクロ写真を鮮やかにカラー化 (PR)

家の掃除や整理をしていると、思わず昔のアルバムを発見して作業の手が止まってしまう経験をしたことがある人は結構多いと思う。

筆者も以前、実家に帰省したときに、本棚の整理の手伝いをしようと思っていたはずなのに、途中で古いアルバムを見つけてしまい、そこから家族みんなで鑑賞会を始めてしまったという経験がある。中でも面白かったのが、筆者が生まれるずっと前の白黒写真のアルバムだった。

どうやら昭和初期の頃の写真を集めたアルバムだったらしく、親族の若い頃の写真や、昔の観光地の写真など、筆者の父母ですら全部の事情は把握できないような写真がたくさん出てきて、「これ、ひいおばあちゃんの昔の写真じゃない?」 「〇〇温泉って書いてる!」 と大盛り上がりだったのを覚えている。

白黒写真は写っている人の顔や周囲の状況などは把握できるものの、色がないことから、当時着ていた服の色などは今となっては把握することができない。しかし、実は昨今のAIの技術によってカラー化できることはご存知だろうか。

今回、ソフトウェア販売会社のTenorshareからAIファイル修復ソフト 「4DDiG File Repair」 を紹介いただき、実際に白黒写真のカラー化を試してみることができたので、使い方や実際に使ってみた結果について紹介したい。

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「4DDiG File Repair」 とは

「4DDiG File Repair」 は、名前のとおり、破損して見れなくなってしまった写真や動画などのファイルを修復することができるソフト。さらに破損ファイルの修復だけでなく、AIの力で写真や動画を高画質化したり、色調を補正したり、ノイズやボケを修復する機能も搭載しており、そのAI機能のひとつとして、白黒写真をカラー化する機能を提供している。

インストール方法は簡単で、公式サイトの 「無料ダウンロード」 からインストールファイルをダウンロードし、ダブルクリックでPCにインストールするだけでOKだ。

ライセンスを購入している場合は、インストール後にソフトを起動し、画面右上に表示される鍵マークをクリックしてライセンスを入力すれば有効化完了だ。

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早速白黒写真をカラー化してみた

ソフトをインストールできたことで、いよいよ白黒写真のカラー化に挑戦。まずはソフトを起動して、左のメニューから 「AI高画質化」 を選択し、「写真カラー化」 をクリックする。今回はWindows版を使用した。

写真を追加するよう求められるため、カラー化したい写真をソフトに追加すると、カラー化用の画面に自動で遷移する。

本ソフトには4つのAIモデルが搭載されているのだが、写真のカラー化の際に使うのは 「カラー化モデル」 というAIモデルになる。「写真カラー化」 を選択した時点でカラー化モデルが自動で選択されるため、この部分はユーザー側で設定する必要はない。カラー化モデルの下にあるトグルは、デフォルトでは 「古い写真」 になっているので、「白黒写真」 に変更してから、画面右下の 「今すぐカラー化」 をクリックしよう。

初めての利用時にはAIモデルの作成のためにダウンロードが必要になるため、ダウンロードが完了するまでしばらく待つ。ダウンロードが終わったら、自動で選択した写真のカラー化がスタートするため、そのまま放置しておいても大丈夫だ。

今回はスマートフォンでモノクロ加工をかけて撮影した白黒写真2枚と、実家のアルバムから出てきた親族の白黒写真をカラー化してみた。1枚の写真をカラー化する時間はほんの数十秒程度で、あっという間に3枚の写真をカラー化することができた。

まずはスマートフォンで撮影した写真から。日本を代表する大手航空会社2社の機体が写っているが、実際の写真と比べてみると、ロゴの色や空の色などおおよその色は再現できているようだ。ただし、手前の飛行機のロゴ周辺に赤色のノイズのようなものが入ってしまっている上に、機体の下半分、エンジンよりも前の部分に不要な青色のカラーが入ってしまっているのが確認できる。

次も同じくスマートフォンで撮影した写真。電車の車体は黒、排障器 (スカート) の部分は赤やオレンジで表示されているが、実際の写真では車体は茶色っぽく、排障器は灰色だ。また、実際の写真では 「SDGsトレイン」 の文字の部分の後ろに黄色の模様が描かれているが、カラー化をした写真では灰色のままになっている。

最後に、筆者の実家にあった親族の家族写真をカラー化してみた。この写真に写っている3人の方はすでに全員が亡くなっているため、本人たちの確認を取ることはできなかったのだが、彼らをよく知る親族に聞いてみたところ、女性が着ている紫の着物や指輪は以前に実物を見たことがあり、おそらく正しい色味なのではないかとのことだった。

以上の結果から、本ソフトのカラー化機能は、スマートフォンで撮影した写真を白黒加工したものでは正しい色味が出ない可能性があるが、古いカメラで撮影された本物の白黒写真は自然な色合いで再現できているように感じた。

ちなみに、プレビュー画面では 「4DDiG File Repair」 のロゴの透かしが入っているが、エクスポートをするとロゴの透かしはなくなるので安心していただきたい。

まとめ:古い白黒写真の分析などにオススメ

今回、「4DDiG File Repair」 を使って写真をカラー化してみたが、操作は簡単で、処理時間も短く、とても手軽に写真をカラー化することができた。

肝心の精度については、スマートフォンで撮影した白黒写真ではあまり良い結果は出なかったが、実家にあった白黒写真はほぼ正しい色味でカラー化できていると思われることから、古い写真のカラー化には十分に使える機能だと言えるだろう。

一般の方が白黒写真をカラー化する機会はあまりないとは思うが、大学で働いている知り合いによると、研究の一環で古い白黒写真 (古い街並みなど) を分析することがあり、そのときにカラー化機能があると写っているものを分析をする上で役に立つかもしれない、とのことだった。

「4DDiG File Repair」 の料金プランは、「月間更新ライセンス」 「年間更新ライセンス」 に加えて、「永久ライセンス」 の3種類が提供されている。各ライセンスの料金は開催中のキャンペーンなどによって異なるため、料金ページで直接確認してから購入いただきたい。

なお、今回のレビューの公開に伴い、Tenorshareから割引コード 「4DBD20OFF」 を提供いただいており、ライセンス購入時に入力することで割引を受けることができる。ぜひ活用していただきたい。

関連リンク

▶︎ 4DDiG File Repair 公式サイト

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