来週21日に発売予定のiPad Pro用Magic KeyboardはiPad Proよりも重量があり、iPad Proと合わせた総重量は1kgを超えてしまうことがわかった。
Magic Keyboardをいち早く入手したとあるYouTuberが、11インチiPad ProのMagic Keyboardの重量が約600gであったことを伝えている。
11インチiPad Pro用Magic Keyboardの重量は約600g
YouTubeチャンネル 「Ekaphol Rotchanasombut」 で公開された動画によると、11インチiPad Pro用Magic Keyboardの重量は約600gであったとのこと。
11インチiPad ProのWi-Fiモデルが471gであることから、iPad Pro本体にMagic Keyboardを取り付けたときの総重量は約1kg。12.9インチモデル用のMagic Keyboardはさらに重量があるため、MacBook Air(1.29kg)に近い重量になってしまうことが予想される。
端末名 | 重量 |
---|---|
iPad Pro (11inch) | 471g |
iPad Pro (12.9inch) | 641g |
Magic Keyboard (11inch) | 約600g |
Magic Keyboard (12.9inch) | ???g |
MacBook Air | 1,290g |
MacBook Pro (13inch) | 1,370g |
Magic Keyboardの重量がiPad Pro以上に重くなってしまったのにはいくつかの理由が考えられる。
Magic Keyboardにはシザー構造キーボードが搭載されていて、それを照らすためのバックライトが内蔵されている。ヒンジもiPad Proを浮いた状態で固定させるためのカンチレバー式を採用している。さらにiPad ProのUSB Type-Cポートを埋めずに充電可能にするためのパススルーUSB Type-Cポートが搭載されているなど、これまでのiPad Pro向け純正キーボードよりもはるかに搭載部品が多い。
また、iPad Proよりも重量が軽ければiPad Proが倒れてしまう心配もある。上記画像が分かりやすいと思うのだが、もしiPad Proのほうが重かった場合、iPad ProはMagic Keyboardごと後ろに倒れてしまうだろう。このデザインを実現するにはキーボードにある程度の重量が必要だ。
以上の理由から、Magic Keyboardは600g以上の重量になってしまった可能性がある。もし、MacBook ProやMacBook Airといったラップトップデバイスの置き換えとしてiPad ProとMagic Keyboardを購入しようと考えていたのであれば、そこまで恩恵は得られないかもしれないことに注意が必要だ。
とはいえ、iPad Proの性能は一般的なタブレット端末はおろかラップトップ端末に比べても高いのはよく知られるところ。古いデバイスからの乗り換え先として、iPad Proはやはり魅力的だ。ぜひ以下のレビュー記事を参考にiPad Proの購入を検討してみていただきたい。
ちなみに、Ekaphol Rotchanasombutが公開した動画では、重量のほかにもヒンジ部分がそれなりに固くiPad Proが簡単にひっくり返らないようになっていること、設定でキーボードの明るさが変更できることも判明している。
[ via Federico Viticci(@viticci) ]