
任天堂は9月8日、現在制作中の『ゼルダの伝説』実写映画について、正式タイトルを『ゼルダの伝説』とすることを発表した。サブタイトルなどを付けない、ゲームシリーズと同じシンプルなタイトルとなる。全世界での劇場公開日は2027年4月30日。
発表は、同日23時から配信された「ゼルダの伝説40周年 Direct 2026.9.8」で行われた。プレゼンターを務めた任天堂の宮本茂氏は、映画のタイトルについて「『ゼルダの伝説』に決まりました」と発表。その理由については「映画をご覧いただければ、納得していただけると思います」と説明し、「観ればわかる」とも語った。
映画の内容について宮本氏は、1986年の第1作から40年にわたってゲームを通じて積み重ねてきたシリーズの物語やアイデア、世界観をもとにしながら、映画独自のストーリーを描く作品になると説明した。
任天堂と「メイズ・ランナー」のWes Ball氏が制作
『ゼルダの伝説』は、1986年に発売された第1作から40年にわたって続くアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公のリンクとなり、ハイラルを舞台にフィールドやダンジョンを冒険し、さまざまな謎を解きながら物語を進めていく。シリーズでは、ゼルダ姫やガノンドロフ、トライフォースを巡る物語が作品ごとに異なる時代や設定で描かれてきた。
今回の実写映画も、そうしたシリーズの要素を取り入れつつ、映画として新たに構成された物語になるという。
実写映画は、任天堂とArad Productions Inc.が共同で制作する。プロデューサーは任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏と、Arad Productions Inc.代表のAvi Arad氏が共同で担当。Avi Arad氏はこれまで数々の大ヒット映画を手がけてきた映画プロデューサーだ。
監督は「メイズ・ランナー」シリーズなどを手がけたWes Ball氏。キャストは、ゼルダ役をBo Bragasonさん、リンク役をBenjamin Evan Ainsworthさん、ガノンドロフ役をUli Latukefuさんが務める。
宮本氏は今回の発表で、経験豊かな映画制作陣の表現力と映像技術によって、『ゼルダの伝説』にふさわしい映像作品に仕上がったと説明。また、宮本氏自身を含む任天堂の開発メンバーも制作にしっかり関わっていることを明かした。
映画制作費の50%以上は任天堂が出資し、Sony Pictures Entertainment Inc.が全世界配給と共同出資を担当する。
任天堂は近年、自社IPを映画などゲーム機以外のエンターテインメントにも展開している。今回の実写映画についても、任天堂IPの映像化を自ら手がけることで、ゲーム専用機とは異なる経路から、世界中のユーザーが任天堂のエンターテインメントに触れる機会を作るとしている。
公開日は2027年4月30日。タイトルに込めた理由は今後明らかに
『ゼルダの伝説』実写映画は2023年に制作が発表された。その後、公開日は複数回変更されている。
当初は2027年3月26日の公開予定として2025年3月に発表されたが、同年6月には2027年5月7日に変更。その後、公開延期が発表されたものの、2026年5月には予定より1週間早い2027年4月30日への変更が発表されていた。
今回、正式タイトルが発表されたことで、映画の全体像が少しずつ見えてきた。一方、宮本氏がタイトルをあえて『ゼルダの伝説』とした理由について「観ればわかる」としていることから、タイトルそのものにも映画の内容に関係する何らかの意味があるとみられる。
宮本氏は今回、映画の具体的な展開については明らかにせず、「情報はまた、次の機会に紹介しますので、楽しみにしていてください」とコメントした。映像やストーリーの詳細など、今後の発表に注目が集まりそうだ。
(画像:Nintendo)
