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【比較】Xperia 1 IIIとXperia 10 IIIの性能・スペックを比べてみた。買うべきはどっち?

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4月14日、ソニーは新型スマートフォン 「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 を正式に発表した。

この2機種は 「Xperia 1 III」 がフラグシップ、「Xperia 10 III」 がミドルシップという位置付けで、画面サイズ・解像度をはじめ、カメラ性能やプロセッサなど様々な点において性能差が設けられている。

そこで、当記事では 「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 のスペックを比較し、どれほどの違いがあるのかを確認してみた。購入を検討する際にはぜひ活用していただきたい。

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本体サイズ・画面サイズ

まずは本体サイズと画面サイズについて。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
サイズ 165 × 71 × 8.2mm 154 × 68 × 8.3 mm
重量 Sub6のみ:186g (海外のみ)
Sub6+ミリ波:188g
169g

本体サイズは 「Xperia 1 III」 が幅71mm x 高さ165mm x 奥行8.2mm、「Xperia 10 III」 が幅68mm x 高さ154mm x 奥行8.3mmとなっていて、「Xperia 1 III」 のほうが0.1mm分薄いものの、全体では 「Xperia 10 III」 のほうがコンパクトになっている。

本体重量は 「Xperia 1 III」 が188グラム、「Xperia 10 III」 が169グラムと 「Xperia 10 III」 のほうが軽い。

上:Xperia 1 III / 下:Xperia 10 III

画面は 「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 はどちらもアスペクト比21:9の有機ELディスプレイを搭載するが、画面サイズと解像度には違いがある。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
ディスプレイ 6.5インチOLED
アスペクト比 21:9
HDR対応
リフレッシュレート最大120Hz
6.0インチOLED
アスペクト比 21:9
HDR対応
解像度 3840×1644 (4K) 2520×1080 (FHD+)

画面サイズは 「Xperia 1 III」 が6.5インチ、「Xperia 10 III」 が6インチで、解像度は 「Xperia 1 III」 が3840×1644ドットで4K/HDR仕様、「Xperia 10 III」 が2520×1080ドットでFHD+/HDR仕様。単純にスペックが高いモデルのほうが、画面が大きく解像度も大きいという分かりやすいラインナップになっている。

画面のアスペクト比は同じ21:9で、シネスコ比率の映像コンテンツを楽しむことはどちらも可能だ。ただ、より綺麗な画質で映像を楽しみたいのであれば、迷わず 「Xperia 1 III」 を購入した方が良いはずだ。

カメラ性能

「Xperia 1 III」 「Xperia 10 III」 はどちらも広角・超広角・望遠のトリプルレンズカメラが搭載されている。各レンズの仕様は異なるものの、やはりXperiaのカメラということでどちらも高クオリティな写真を撮影可能だ。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
背面カメラ

3眼カメラ
広角:12.2MP / F1.7 / 24mm
超広角:12.2MP / F2.2 / 16mm
望遠(可変式):12.2MP / F2.3 or F2.8 / 70mm or 105mm
3D iToFセンサー

3眼カメラ
広角:12MP / F1.8 / 27mm
超広角:8MP / F2.2 / 16mm
望遠:8MP / F2.4 / 54mm

前面カメラ 8MP / F2.0 8MP / F2.0

このうち、より性能が優れているのが 「Xperia 1 III」 。3つのうちいずれもZEISSレンズが採用されているほか、前モデルと同様に3D iToFセンサーが搭載されていて、リアルタイム瞳AFや高速連写に対応している。

さらに、本モデルの望遠レンズはスマートフォンでは世界初の可変式レンズとなっていて、内部のレンズを移動させることで70mmと105mmの2つの焦点距離を切り替えて利用できる。つまり、レンズ自体の数は3つだが、実質的に4種類の焦点距離のレンズを切り替えて幅広い写真を撮影できるということになる。

スマートフォンでの写真撮影にこだわりたいなら、確実に 「Xperia 1 III」 を選ぶべきだろう。

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プロセッサ性能

「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 は、搭載SoCに違いが設けられている。それぞれ 「Xperia 1 III」 はSnapdragon 888、「Xperia 10 III」 はSnapdragon 690だ。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
プロセッサ Snapdragon 888 5G Snapdragon 690 5G

「Xperia 1 III」 に搭載されているSnapdragon 888は、ハイエンドスマートフォン向け。先代モデル 「Snapdragon 865」 に比べて性能が25〜30%程度向上。省電力性も高められている。

「Xperia 1 III」 における性能がどれほどになっているのかは分からないが、現時点で販売されているスマートフォンの中でも最高クラスの性能になっていることが予想される。参考までに、Snapdragon 888はSamsungの最新スマートフォン 「Galaxy S21」 シリーズにも搭載されている。

対するSnapdragon 690はどちらかというとミッドレンジ向けSoC。Snapdragon 888に比べると性能は劣るものの、決して性能が低いというわけではない。

とにかく高性能であることを求めるのであれば、やはり 「Xperia 1 III」 一択になるとは思うが、そこまで高性能を求めないのであれば 「Xperia 10 III」 を選んでも良いだろう。

ただし、スマホゲームをプレイする機会があるのであれば個人的には 「Xperia 1 III」 がオススメ。価格との兼ね合いもあるとは思うので、他の性能も考慮しながら慎重に吟味しよう。

ストレージ&メモリ

RAM(メモリ)容量は、「Xperia 1 III」 が12GBで 「Xperia 10 III」 が6GB。「Xperia 1 III」 の容量が2倍となっている。

ストレージ容量は 「Xperia 1 III」 が256GBで、「Xperia 10 III」 が128GB。海外では512GBモデルの取り扱いもあるが、国内キャリアから販売されるモデルはいずれも256GBとなっている。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
RAM+ROM 12GB+256GB
12GB+512GB(海外版のみ)
6GB+128GB
外部ストレージ microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB) microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB)

RAM容量は同時に開けるアプリの数に、ストレージ容量は保存する写真やアプリの数などに関係するため、どちらも多ければ多いに越したことはない。

ただし、あまり写真やアプリを入れることがない方にはストレージ容量はそこまで重要ではないなどユーザーによって事情が異なるため、自分の使い方をもう一度振り返ってみていただきたい。ちなみにストレージ容量に関してはmicroSDカードを使うことで補うことが可能なので、この点はお忘れなく。

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5G対応

「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 はどちらも5Gに対応する仕様だが、「Xperia 10 III」 はSub6のみであるのに対して、「Xperia 1 III」 はSub6に加えてミリ波にも対応する。

「Xperia 1 III」 に関しては、海外ではSub6のみに対応したモデルも販売されるが、国内キャリアで取り扱われるのはSub6とミリ波の両方に対応したモデルだ。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
5G通信 Sub6・ミリ波対応 Sub6対応

Sub6は6GHz未満の周波数帯を利用する方式で、4G通信の延長に近いが代わりに広いエリアをカバーすることに長けたものになる。対するミリ波は直進性が強く障害物に弱い側面があるものの、低遅延の超光速通信を混雑した場所でも利用できるという特徴がある。

つまり上記理由から 「Xperia 1 III」 のほうが快適な通信が利用できるということになる。5Gエリアは限られていることを考慮すると、(一般的な利用においては) 当面はSub6対応モデルのみでOKと思われるが、Samsungのフラグシップモデル(Galaxy S21)など両方の周波数帯をサポートするデバイスが増えてきていることを踏まえるなら、「Xperia 1 III」 を購入してみるというのもアリかもしれない。

バッテリー容量

バッテリー容量は、「Xperia 1 III」 「Xperia 10 III」 のどちらも4,500mAhの大容量バッテリーが採用されている。

ソニーは両デバイスのバッテリー持ちを明らかにしていないため、たとえ同じ容量でもプロセッサやカメラなど内部の部品によって消費電力が異なる可能性があるが、基本的に4,500mAhもの容量があれば、一般的な使い方なら丸1日はバッテリーを保たせることができるはず。

つまり、今回はどちらのデバイスを購入するかを選ぶ上で、バッテリー容量を気にする必要はほとんどないと言えるのではないだろうか。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
バッテリー容量 4500mAh 4500mAh
ワイヤレス充電 ×

むしろ気にするべきはワイヤレス充電の方。「Xperia 1 III」 のみワイヤレス充電に対応しているため、”置くだけで充電ができる” スマートな充電方式を利用したい場合は 「Xperia 1 III」 を選ぶ必要がある。ただし、必ず有線でしか充電しないという方は、ワイヤレス充電対応の有無はあまり気にしなくて良いだろう。

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取扱キャリア・カラー・価格

「Xperia 1 III」 は、国内キャリアからはNTTドコモ、au (KDDI・沖縄セルラー) 、ソフトバンクから販売される。「Xperia 10 III」 はドコモとauからのみの販売となる。

カラーラインナップは、グローバルでは 「Xperia 1 III」 がブラック・グレー・パープルの3色展開、「Xperia 10 III」 がブラック・ホワイト・ブルー・ピンクの4色展開であることが発表されている。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
カラー ・フロストブラック
・フロストグレー(ドコモのみ)
・フロストパープル
・ブラック
・ホワイト
・ブルー
・ピンク
・イエロー(ドコモオンラインショップのみ)
販売キャリア ・ドコモ
・au
・ソフトバンク
・ドコモ
・au

国内では、「Xperia 1 III」 はドコモのみフロストグレーの取扱いがあり、auとソフトバンクはフロストブラックとフロストパープルの2色展開。「Xperia 10 III」 はブラック・ホワイト・ブルー・ピンクの4色展開で、ドコモオンラインショップ限定カラーとしてイエローが用意されている。

各キャリアでの販売価格(税込)は以下の表のとおり。ドコモの場合、「Xperia 1 III」 がスマホおかえしプログラムの対象になっていて、利用することで最安102,960円から購入可能だ。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
ドコモ 154,440円
(最安102,960円)
51,480円
au 未発表 未発表
ソフトバンク 未発表 取扱なし

まとめ

以上が 「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 の違いだ。やはりそれぞれハイエンドモデルとミッドシップモデルの位置付けということもあり、それなりにしっかり性能差が設けられている印象だ。

特に大きな違いがあるのが、カメラ性能や画面だろう。この2点をどれほど重視するかによって、どちらのモデルを選ぶかが変わってくると言っても過言ではないはずだ。

さらに、もうひとつの重要なのが販売価格。現時点ではドコモのみが価格を発表している状態で、まだauとソフトバンクでの価格は発表されていない。どのキャリアで購入するか迷っている方は、まずはauとソフトバンクの価格の発表を待ちたいところだ。

「Xperia 1 III」 は国内キャリアからはドコモ、au、ソフトバンク、「Xperia 10 III」 はドコモとauから販売される。auでは明日4月15日から順次予約受付が開始される予定になっているため、購入する方はぜひ予約を。

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以下は 「Xperia 1 III」 と 「Xperia 10 III」 のスペックを比較した表になる。より詳しく両モデルを比較したい方はぜひ利用していただきたい。

  Xperia 1 III Xperia 10 III
ディスプレイ 6.5インチOLED
アスペクト比 21:9
HDR対応
リフレッシュレート最大120Hz
6.0インチOLED
アスペクト比 21:9
HDR対応
解像度 3840×1644 (4K) 2520×1080 (FHD+)
背面カメラ

3眼カメラ
広角:12.2MP / F1.7 / 24mm
超広角:12.2MP / F2.2 / 16mm
望遠(可変式):12.2MP / F2.3 or F2.8 / 70mm or 105mm
3D iToF sensor

3眼カメラ
広角:12MP / F1.8 / 27mm
超広角:8MP / F2.2 / 16mm
望遠:8MP / F2.4 / 54mm

前面カメラ 8MP / F2.0 8MP / F2.0
プロセッサ Snapdragon 888 5G Snapdragon 690 5G
RAM+ROM 12GB+256GB
12GB+512GB(海外のみ)
6GB+128GB
外部ストレージ microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB) microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB)
OS Android 11 Android 11
バッテリー容量 4500mAh 4500mAh
ワイヤレス充電 ×
外部ポート USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
オーディオ
  • フルステージステレオスピーカー
  • Dolby Atmos (SPEチューニング)
  • ハイレゾ
  • ハイレゾワイヤレス
  • DSEE Ultimate
  • 360 Reality Audio スピーカー再生
  • 360 Spatial Sound
  • ハイレゾ
  • ハイレゾワイヤレス
  • DSEE Ultimate
防水性能 IP65/68 IP65/68
通信 5G:Sub6・ミリ波対応
(海外ではSub対応モデルも販売)
5G:Sub6対応
サイズ 165 × 71 × 8.2mm 154 × 68 × 8.3 mm
重量 Sub6のみ:186g (海外のみ)
Sub6+ミリ波:188g
169g
カラー ・フロストブラック
・フロストグレー(ドコモのみ)
・フロストパープル
・ブラック
・ホワイト
・ブルー
・ピンク
・イエロー(ドコモオンラインショップのみ)
販売キャリア ・ドコモ
・au
・ソフトバンク
・ドコモ
・au
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。