ソニー、販売停止していた 「Xperia 1 VII」 の不具合原因を発表。基板不良で無償交換へ

販売を一時停止していたソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」について、不具合の原因がついに明らかになった。

ソニーは7月16日、製品の一部製造ロットにおいて製造工程の不備により基板が故障する可能性があることを発表し、該当機種について無償交換(実質的なリコール対応)を行うと案内した。

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「Xperia 1 VII」 の不具合原因が明らかに

Xperia 1 VIIは、2025年6月に発売されたばかりのハイエンドモデルで、同ブランドのファンを中心に注目を集めていたが、発売直後から「使用中に電源が落ちる」「再起動がかかる」「起動できない」といった不具合が相次いだ。

ソニーは7月4日に販売と出荷を停止し、原因調査に入っていたが、今回の発表で原因は製造工程の不備であり、「まれに基板が故障する個体がある」と正式に認めた。

対象となるのは以下の4モデル。

  • Xperia 1 VII XQ-FS44(SIMフリーモデル)
  • Xperia 1 VII SO-51F(NTTドコモ)
  • Xperia 1 VII SOG15(KDDI/au)
  • Xperia 1 VII A501SO(ソフトバンク)

このうちSIMフリーモデル「XQ-FS44」については、ソニーが直接無償交換を実施。公式サイトにてIMEI番号を入力すれば、対象端末かどうか確認できる。該当していればそのまま交換申込へ進むことが可能だ。

一方、キャリアモデル(SO-51F、SOG15、A501SO)については各通信事業者が対応窓口となる。ユーザーはドコモ、KDDI、ソフトバンクに直接問い合わせるよう案内されている。

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無償交換は7月18日から。確認・申込みは公式サイトで

交換用の製品は、2025年7月18日から順次発送を予定。無償交換を申し込む際には、まず端末のIMEI番号(15桁)を確認する必要がある。電源が入る場合は「*#06#」で取得可能。入らない場合は、SIMトレイまたは製品箱に記載されている番号を確認すればよい。

また、端末が起動しないユーザー向けに、復旧手順として「電源ボタンと音量アップボタンを同時に20秒間長押しする」ことで復帰する可能性があるとしている。起動した場合は、ソフトウェアアップデート(ビルド番号:71.0.A.2.43)を推奨している。

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(画像:SONY)

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