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「visionOS 27」正式リリース。視線で呼び出せる「Siri AI」や「Visual Intelligence」に対応

Appleが本日9月15日、「Apple Vision Pro」向けの最新OS「visionOS 27」を正式リリースした。6月の「WWDC26」で発表した新機能を搭載し、「Siri AI」や「Visual Intelligence」によるAI体験をはじめ、空間コンピューティング関連の機能を強化している。

「visionOS 27」は、対応するApple Vision Proで無料で利用できる。開発者向けベータ版、パブリックベータ版を経て、今回正式版の提供が始まった格好だ。

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「Siri AI」を視線で呼び出し、「Visual Intelligence」にも対応

「visionOS 27」で大きく変わるのが、Apple Vision ProでのAIの使い方だ。

新しい「Siri AI」は、空間内の好きな場所にアイコンを配置できる。アイコンに視線を向けて話しかけるだけで呼び出せるため、従来のように「Hey Siri」と声をかける必要がない。

「Siri AI」は、Apple Intelligenceの次世代基盤として採用されたGoogle Gemini技術を活用した新しいAIモデルによって動作する。ユーザーの状況や画面に表示されている情報を理解しながら、質問に答えられるようになった。

「Visual Intelligence」との連携にも対応する。現実空間やアプリの画面に表示されているものを対象に、その場で質問できる。

Appleのデモでは、Safariで表示しているバックパックを見ながら「次の旅行で機内持ち込みできるか」と質問。「Siri AI」は航空会社の一般的な規定と旅行予定を踏まえて回答し、その後、同じ画面に表示された登山靴について「バッグに入るか」といった追加質問にも答えていた。

このほか、テキストの作成・編集支援にも対応。音声についても、ピッチや話す速度、トーンなどを細かく調整できる。

なお、「Siri AI」はベータ機能として提供され、当初は英語のみをサポートする。日本語環境では10月よりベータ版が提供される予定だ。

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パノラマ写真やウィンドウ表示など空間機能も進化

「visionOS 27」では、AI以外の空間コンピューティング関連機能も強化されている。

「Spatial Panoramas」では、ユーザーが撮影したパノラマ写真を立体的な空間シーンへ変換できる。作成した空間シーンは、「Environment」として利用可能だ。新しいEnvironmentとして、アイスランドの「Thórsmörk(ソゥルスモルク)」も追加された。

写真機能では「Spatial Reframing」に対応し、被写体の位置調整やトリミング、背景の補完などをAIで処理できる。

UIでは、通知を視線で見るだけで内容を展開できるようになった。コントロールセンターも刷新され、通知・再生操作、主要なシステム設定、環境設定の3つのセクションに整理されている。

アプリウィンドウには「Curved Windows」を追加。実際の湾曲ディスプレイのようにウィンドウをカーブさせて表示できる。対応アプリはSafari、Freeform、Apple TVのMultiviewから順次拡大される。

通信機能では、Vision ProのWi-Fi接続速度が最大3倍高速化。Mac Virtual Displayでは、閉じた状態のMacにも素早く接続できるようになった。

開発者向け機能も拡充され、Mac上の3DモデルをVision Proの空間内でプレビュー・編集できるほか、Quick Lookではワイヤーフレーム表示やUVマップ表示、注釈の追加などに対応する。

Safariでは360度背景を利用した没入型Web体験をサポート。ウィジェットには新しい「Extra Small」サイズが加わり、配置の自由度も高まった。

「visionOS 27」は、Apple Vision ProにAIを組み込むことで、従来の視線・音声・ジェスチャーによる操作をさらに発展させたアップデートとなっている。特に「Siri AI」と「Visual Intelligence」の追加によって、目の前にある情報を見ながら質問し、そのまま答えを得るという使い方がしやすくなった。

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(画像:Apple)