現地時間4月30日、Steamを運営するValveは新型VRヘッドセット 「Valve Index」 を発売することを正式発表した。価格は499ドルからで5月2日午前2時(日本時間)から予約受付が開始される予定、発売は6月下旬を予定しているようだ。
Valveが新型VRヘッドセット 「Valve Index」 を発売へ
「Valve Index」 は2019年3月に海外メディアによって発見され、Valveが公に存在を認めていた新製品。今回発表された情報によると、「Valve Index」 の画面は解像度2880×1600(片目あたり1440×1600)のフルRGB液晶が採用されているという。視野角はHTC Viveから20度改善、HTC Viveの視野角が110度だったことから、130度程度の視野角になっていることが想定できる。
リフレッシュレートは最大144Hz。そのほか、90Hzや120Hzと高いリフレッシュレートに対応するほか、IPD(瞳孔間距離)の物理的な調節機能も備えているという。
USB Type-A(USB 3.0)やDisplayPortをサポート。さらにヘッドホンは一体型となっている。トラッキングは 「SteamVR Tracking 1.0/2.0」 の両方に互換性があるとのことだ。
ディスプレイ | フルRGB液晶 |
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解像度 | 片目:1440 × 1600 両目:2880 × 3200 |
フレームレート | 80/90/120/144Hz |
視野角 | 130度 |
IPD(瞳孔間距離)調整 | 58〜70mm (物理的に調整可能) |
外部接続 | USB 3.0 Display Port 1.2 12V電源 |
トラッキング方式 | SteamVR 2.0 SteamVR 1.0 |
オーディオ | ヘッドセットに内蔵 |
マイク | デュアルマイクロフォン |
カメラ | 960 × 960ピクセル ステレオ |
同製品は5つの製品バンドルが用意されている。最も安いのは、「Valve Index」 のみのモデル。価格は449ドルで、筆者の環境では2019年6月29日までに出荷と記載されている。
また、VRヘッドセット本体とValve Indexのコントローラーが2つ、トラッキング用のベースステーションが2つが付属したモデルが一番高価なバンドル(999ドル)として用意されているようだ。
ただし、同製品は日本では販売されない可能性が高い。現時点で 「Valve Index」 の特設ページでは 「Not Available In Your Country (あなたの国では利用できません)」 と書かれていることから、販売地域は米国などの一部地域に限られる可能性がある。