現地時間14日、Valveは同社のゲームプラットフォーム 「Steam」 のクライアントアプリに、新機能として 「Steam Remote Play」 を実装した。
同機能はもともと 「In-Home Streaming」 という名称で提供されていたサービスだが、これに外部ネットワークからでもアクセスできるよう、「同一ネットワーク上からのみ接続を許可する」 という制限を取っ払い、新たに名称が変更されたのが今回の 「Steam Remote Play」 となる。
In-Home Streaming
同一ネットワーク上に存在するPCに対してSteamゲームをリアルタイムストリーミングする機能。2014年にSteamで正式リリース。
「Steam Remote Play」 では自宅外のネットワークでSteamのゲームがプレイ可能だ。もちろん、モバイル通信環境下であってもプレイ可能。ただしプレイするにはPC側とモバイル端末側に良好なネットワーク接続が必要である上に、モバイル通信環境下では多くのデータ通信を必要とするため、たとえ大容量のデータ通信プランを契約している方でも、同機能を使う際は注意が必要だ。
また、この機能は試験的に導入されている機能で、正式実装ではないようだ。とはいえ、すでに安定的に使用できているため、外出先でゲームをプレイしたくなったら、同機能を活用してみてはどうだろうか。
ちなみにValveは、Steamのゲームをモバイル端末でプレイできる 「Steam Link」 アプリをiOS/Android向けに提供しているが、同アプリを使うことで、同一ネットワーク外のスマートフォンやタブレットでSteamゲームをプレイできるようになっている。