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ソニー、「Xperia 10 VIII」9月中旬以降に発売へ。画面輝度を約50%向上、決済機能も強化

ソニーは8月25日、スタンダードモデルの新型スマートフォン「Xperia 10 VIII」を発表した。9月中旬以降の発売を予定している。グローバルでの発表となり、日本を含む各国・地域で展開する予定だが、日本向けの発売時期や価格、取り扱い事業者については現時点で明らかにしていない。

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ディスプレイとスピーカーを強化、カメラは基本構成を継承

「Xperia 10 VIII」は、前モデル「Xperia 10 VII」の基本仕様を引き継ぎながら、ディスプレイとスピーカーを強化したモデルだ。Snapdragon 6 Gen 3や8GBメモリ、128GBストレージ、カメラの基本構成は前モデルから変更していない。一方で、最大6GBの仮想RAMや新機能「Point & Pay メニュー」を追加し、普段の使い勝手を高めている。

「Xperia 10」シリーズは、ミッドレンジながら軽量なボディや長時間駆動、3.5mmオーディオジャック、microSDカード対応などを特徴としてきた。Xperia 10 VIIIでもこうした方向性を維持しながらも、日常的に触れるディスプレイやスピーカーを中心に改良した。

ディスプレイは6.1型のFHD+有機EL。アスペクト比は19.5:9、リフレッシュレートは最大120Hzで、このあたりの仕様はXperia 10 VIIと同じだ。一方、最大輝度は前モデル比で約50%向上した。晴天下で地図を確認したり、屋外でカメラを使ったりするときなど、強い光が当たる環境で画面を見やすくしている。

周囲の明るさに応じて表示色を自動調整する機能も新たに搭載。明るい環境では色をより見やすく調整するなど、場所に応じた表示を行う。リフレッシュレートは60Hzにも切り替えられる。

ディスプレイ表面にはCorningの「Gorilla Glass Victus 2」を採用。防水性能はIPX5/IPX8、防塵性能はIP6Xに対応する。

プロセッサはQualcommの「Snapdragon 6 Gen 3 Mobile Platform」で、前モデルから据え置き。メモリは8GB、ストレージは128GBとなる。新たに最大6GBの仮想RAMに対応し、内蔵ストレージの一部をメモリとして利用できる。複数のアプリを使う際の切り替えなどをスムーズにする狙いだ。

外部ストレージにも対応し、最大2TBのmicroSDXCカードを利用できる。通信は5GのSub-6に対応し、無線LANはIEEE 802.11ax、Bluetoothは5.4を採用する。搭載OSはAndroid 16だ。

Google Geminiや「かこって検索」に加え、Googleフォトの「編集マジック」「消しゴムマジック」「ボケ補正」などのAI機能にも対応する。

スピーカーも今回の大きな強化ポイントだ。上下に配置したフロントステレオスピーカーのうち、ボトム側のスピーカーユニットを刷新。前モデルで強化されたトップ側スピーカーと組み合わせ、上下のバランスを含めて音質をチューニングした。

全体の音圧は前モデル比で約15%向上。100~400Hzの低音域では音圧レベルが30~100%高くなり、低音の再生能力を強化した。ソニーは、音楽や動画をスマートフォン単体で楽しむ場合にも、より深く豊かな低音を楽しめるとしている。

3.5mmオーディオジャックも引き続き搭載する。Hi-Res AudioやDSEE Ultimate、360 Upmixなどの音響機能にも対応する。

また、Bluetoothについては接続安定性を高めている。送信パワーは「Xperia 10 VI」比で最大2倍となり、駅やイベント会場などBluetooth機器が多い場所での音切れを抑える。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM6」と組み合わせ、LDACを利用する場合にも安定した接続を訴求している。

カメラは16mm相当の超広角と24mm相当の広角による2眼構成。超広角カメラは約1300万画素、広角カメラは約5000万画素で、広角カメラのセンサー中央部を使った48mm相当、光学2倍相当の撮影にも対応する。フロントカメラは約800万画素だ。

カメラのレンズやセンサーなど、ハードウェア構成は前モデルから変更していない。ただし、RAWデータの段階で複数フレームを重ね合わせるマルチフレーム処理を採用し、暗所でのノイズ低減やダイナミックレンジの向上を図っている。ナイトモードにも対応する。

撮影時の色味や雰囲気を選択できる「ルック」機能や、動画編集アプリ「Video Creator」も利用できる。

また、「Xperia 10 VIII」から搭載された物理式の「即撮りボタン」も継承する。ボタンを長押しするとロック状態からでもカメラを起動でき、もう一度押せば撮影できる。

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「Point & Pay」で決済アプリを素早く起動、長期利用にも対応

「Xperia 10 VIII」では、日常的な操作を短縮する新機能「Point & Pay メニュー」を搭載した。

電源ボタンを2回押すと専用メニューが開き、登録した決済アプリやポイントアプリなどをすぐに起動できる。レジ前で必要なアプリを探す手間を減らすことを狙った機能で、大きなアイコンからアプリを選択できる。

登録できるのは決済・ポイントアプリに限らず、任意のアプリに対応する。1ページあたり最大8個、3ページで最大24個のアプリを登録できるため、よく使うアプリをまとめたランチャーとしても利用できる。

バッテリー容量は5,000mAh。Xperia 10シリーズが従来から訴求してきた2日間の駆動時間を継承する。

いたわり充電と充電最適化技術を採用し、バッテリーの劣化を抑える。ソニーによると、1,480回の充電後も充電性能80%を維持する設計で、1日1回の充電を繰り返しても4年間使い続けられる長寿命バッテリーとしている。

OSアップデートは最大4回、セキュリティアップデートは最大6年間を予定する。長期間使い続けるユーザーにも配慮した構成だ。

本体サイズは約153×72×8.3mm、重量は約168g。6.1型ディスプレイを搭載しながら軽量なボディを維持している。

デザインには「Translucent Layer」という新しいコンセプトを採用。透明感やレイヤー感、軽やかさをテーマに、半透明・フロスト調の素材を組み合わせた。カメラ部分も背面パネルと重なり合うようなデザインとしている。

カラーはフロストグレー、フローズンホワイト、ミスティライラックの3色を用意する。純正ケースとして「Style Cover with Stand XQZ-CBGH」も発売予定。背面のスタンドを使って縦置き、横置きの両方に対応する。

価格や日本での発売時期、販売キャリアなどについては、今後あらためて発表される予定だ。

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(画像:ソニー)