
ソニーは、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4C(M4 2nd Gen)」を発表した。米国での価格は299.99ドル。2020年に発売された「WH-1000XM4」より50ドル安く、現在の上位モデル「WH-1000XM6」より150ドル安い。米国では2026年秋に発売する。
WH-1000XM4のデザインを継承。QN1+4マイクのANCを搭載
「WH-1000XM4」は2020年秋に発売されたモデル。高いノイズキャンセリング性能や音質、コンパクトに折りたためる使い勝手の良さから人気を集め、長くワイヤレスヘッドホンの定番モデルとして支持されてきた。2025年に販売を終了していたが、今回、一部をアップデートした「WH-1000XM4C」として復活する。
「WH-1000XM4C」の外観は、従来の「WH-1000XM4」とほぼ同じ。ヒンジの構造や折りたたみ式のデザインも引き継いでいる。
ソニーは2022年発売の「WH-1000XM5」でデザインを大きく変更したものの、2025年発売の「WH-1000XM6」では折りたたみ式に戻している。「WH-1000XM4C」は、歴代モデルのなかでも特にコンパクトだった「WH-1000XM4」のデザインをそのまま採用した形だ。
カラーはブラック、プラチナシルバー、ラベンダーの3色。ラベンダーは新色で、ソニーとAmazon限定で販売する。

ノイズキャンセリングには、「WH-1000XM4」と同じ「QN1」プロセッサーと4基のマイクを採用する。「WH-1000XM5」では同じQN1プロセッサーに8基のマイクを組み合わせ、「WH-1000XM6」では12基のマイクと新しい「QN3」プロセッサーを搭載している。ノイズキャンセリングのハードウェアは、最新の上位モデルよりも「WH-1000XM4」に近い構成だ。
一方、音質は現行モデルに合わせてチューニングを見直した。専用の「Headphones」アプリでは、従来の5バンドから10バンドに拡張したイコライザーを利用でき、ゲーム向けのEQ設定も用意する。
ストリーミングサービスなどをワンタッチで起動できる「Quick Access」にも対応する。周囲の音を一時的に聞き取りやすくする「Quick Attention」も引き続き利用できる。Bluetoothは、従来のBluetooth 5からBluetooth 6に更新した。
バッテリー駆動時間は、ノイズキャンセリングをオンにした状態で最大27時間。従来の「WH-1000XM4」は最大30時間だったため、3時間短くなっている。ノイズキャンセリングをオフにした場合も、従来モデルから4時間短くなった。その代わり、急速充電は強化されている。3分間の充電で最大1時間の音楽再生が可能だ。
「WH-CH730N」と「WH-CH530」も刷新し、バッテリーを強化

ソニーは今回、「WH-1000XM4C」とあわせて、ミドルレンジの「WH-CH730N」とエントリー向けの「WH-CH530」も発表した。
「WH-CH730N」は、2023年発売の「WH-CH720N」の後継モデル。ノイズキャンセリングには「Dual Noise Sensor」技術を採用し、従来モデルと比べて最大10%ノイズを低減するという。
本体はイヤーカップを新設計とし、ヘッドバンドを折りたたみ式に変更。軽量なオーバーイヤー型で、通勤・通学や仕事など、長時間の使用にも向く。
通話時には、ビームフォーミングマイクやマイク配置の最適化、AIによるノイズ低減を組み合わせた「Precise Voice Pickup Technology」を採用する。周囲の雑音を抑え、通話相手に声をクリアに届けるための機能だ。

音質設定では10バンドEQとゲーム向けEQに対応。「Background Music Mode」も搭載し、ヘッドホンから流れる音を、部屋のスピーカーから小さな音量で聞いているような感覚で楽しめる。
バッテリー駆動時間は、ノイズキャンセリングをオンにした状態で最大50時間、オフなら最大75時間。WH-CH720Nと比べて、それぞれ15時間、25時間伸びている。3分の充電で最大1時間再生できる急速充電にも対応する。
また、最大音量を制限できる「Safe Listening」機能を搭載。1週間の音量使用状況を確認したり、使用量を追跡したりできる。マルチポイント接続、LE Audio、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pairにも対応する。
米国での価格は179.99ドル。2026年9月に発売する。カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ブルー、オートの5色で、オートはソニーとAmazon限定となる。

一方の「WH-CH530」は、「WH-CH520」の後継モデル。軽量なオンイヤー型を採用し、ノイズキャンセリングは搭載しない。
音質を改善し、10バンドEQとゲーム向けEQに対応。バッテリー駆動時間は最大55時間となり、WH-CH520から5時間伸びた。3分の充電で最大1.5時間再生できる急速充電にも対応する。


通話時にはAIによるノイズ低減を利用できるほか、「Safe Listening」機能も搭載。音量は5段階で調整できる。マルチポイント接続、音声アシスタント、Fast Pair、Swift Pair、LE Audioにも対応する。
カラーはブラック、コバルト、ホワイト、ピンク、コーラル、ミントの6色。コーラルとミントはソニーとAmazon限定となる。米国での価格は69.99ドルで、2026年9月に発売する。
今回の3モデルでは、299.99ドルの「WH-1000XM4C」、179.99ドルの「WH-CH730N」、69.99ドルの「WH-CH530」と、価格帯の異なる選択肢を用意した。上位には「WH-1000XM6」もあり、ソニーはワイヤレスヘッドホンのラインアップを広げている。
情報ソース
(画像:SONY)



