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ソニーとマイクロソフトがクラウドゲームで戦略的提携 GoogleのStadiaに対応か

5月17日、ソニーとマイクロソフトはクラウドゲーム分野などで戦略的提携を結んだことを発表した。提携はまだ初期段階にあるため、提携内容についてはまだ詳細が決まっていないようだが、両者はお互いの得意分野を出し合うことで共通の競合他社に対抗することが狙いのようだ。

(上記写真はソニー社長兼CEOの吉田憲一郎氏(左)とマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏(右))

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ソニーとマイクロソフトがクラウドゲーム分野で提携、GoogleやAmazonに対抗

両者が対抗意識を燃やしているのは、GoogleやAmazon、Appleといった大手テクノロジー企業。

特にGoogleは今年、ゲームストリーミングプラットフォーム 「Stadia」 を発表しており、ゲームのあり方自体を変えようとしている。「Stadia」 はネットワーク環境さえあればいつでもゲームプレイが可能で、しかも特定のゲームハードを必要としないゲームスサービス。提供は年内を予定しており、当初は4K/60fps、将来的には8K/120fpsの高い解像度でゲームがプレイできる環境を整えると発表している。

Googleが発表した 「Stadia」

クラウドゲーム事業に関しては、すでにソニーが 「PlayStation Now」 を提供しており、Microsoftは年内にサービスを開始する予定。しかし、Googleの 「Stadia」 はこれらのサービスに比べて特定のハードウェアに依存しないため、もしこのままだとGoogleが同事業を優位に進める可能性が出てきている。

この動きに対抗するため、ソニーとマイクロソフトはお互いに技術を共有し、クラウドゲーム事業で競合に対して優位性を保ちたい考えで、クラウドゲームサービスのソリューションを共同で開発していく予定だという。コンテンツクリエイターのための開発プラットフォームをより良いものにすることも検討されているようだ。

ちなみに、この提携はクラウドゲーム分野に留まらず、お互いの持つ技術を自らの製品に対して生かす考え。ソニーは世界で高いシェアを持つ画像センサー半導体をマイクロソフトと共同開発し、マイクロソフトはクラウドサービス 「Azure」 を提供し、それぞれの家電分野にも搭載することを検討している。

【関連記事】Google、ゲームストリーミングプラットフォーム「STADIA」 発表 2019年サービス開始予定、独自のコントローラーも披露

[ img via Microsoft.com ]

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