【今更レビューシリーズ】「Magic Mouse 2」を使って1ヶ月、使用感をレビュー!

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Appleから「Magic Mouse 2」が発売されてから約2ヶ月が経過した。

お正月でお年玉を手に入れたり、初売りなどのセールが開催されるということもあり、手近なデバイスのアップグレードを考えている人も多いかと思う。

僕のことを言えば、先月に「iMac 4K Retinaディスプレイモデル」を購入してからというものの、以前使っていた「Magic Mouse」を使わずに「Magic Mouse 2」を約1ヶ月ほど使い続けてみたので、その使用感についてレビューしようと思う。もし購入を検討している人がいたら是非参考にしてほしい。

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マルチタッチは従来の「Magic Mouse」と変わらず

「Magic Mouse」はMacを使っている方なら良く分かっているかとは思うが、上面部のトップシェルが全てマルチタッチセンサーとなっているBluetoothマウスだ。マルチタッチに対応していることで、単純なクリックだけでなく、右クリックの判別などの動作を普通のマウスの使用感と変わらずに行うことができる。

Windowsでの使用を試したことはほとんどないため何とも言えないが、Macでの使用感は「さすが純正品」というところ。タッチ操作やスクロール、スワイプなどの通常使用で困ることはほとんどない。ラグや誤差も少なく、ストレスなしで使用できるのが非常にいい。

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ただ、10月に発売された「Magic Mouse 2」のタッチ操作については特に変更されているところは見当たらない。と言うか、「Magic Mouse」と何ら変わっていないという感じだ。

「Mac OS X」の方が進化していることで使用感がアップしているのは違いないが、それでもマウスの方でも目新しい新機能が搭載されていてもいいのではという印象だ。

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滑りが良くなり、ストレスのないブラウジングが可能に

前々から使っていて不満だったのが、他のマウスに比べて机の表面に「引きずる感触」があること。地面と接触する場所の素材によるものだとは思うが、どうも使っていて違和感があった。

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「Magic Mouse 2」ではそれが多少解消されており、より滑らかに仕上がっている。「Magic Mouse」にあった「引きずる感触」がほとんどない。前作(電池を入れた状態)よりも多少本体が軽くなっていることを考えるとより扱いやすくなったというのは間違いない。

ただ、先ほどしばらくぶりに「Magic Mouse」を使ってみたところ、滑らかさに違いを明確に感じることが出来なかった。試しに新旧マウスを目隠しして使ってみたところ、どちらが新しい方か分からなかった。

使いやすくはなったのは間違いないが、意識しないと違いが分からないほどで、劇的に進化しているかというとそれは「NO」だ。

バッテリー駆動になり、連続使用時間が大幅に向上

前作の「Magic Mouse」は電池式ワイヤレスマウスということもあり、バッテリー持ちが少し悪いところが難点だった。購入してから5年以上経つこともあるが、普通に使っているだけでも1ヶ月以内に電池交換時期が到来してしまう。僕はエネループを使用しており、スペア電池も用意しているため、電池が切れても交換すればすぐ利用できるのだが、必要最小限しか持っていない人からすると充電中は何もできなくなるのが痛いところだ。

ところが、新しく発売された「Magic Mouse 2」は電池式からバッテリー駆動になった。本体についているLightning端子にLightningケーブルを挿すだけで充電が行われるという仕組みだ。

magic-mouse2-6左が「Magic Mouse 2」、右が「Magic Mouse」

バッテリーが搭載されたおかげで、電池持ちが大幅に改善され、充電する頻度が大幅に減ったのはかなり嬉しい。購入してから1ヶ月近く経つが、まだ電池残量が60%以上を保っている状況だ。

出荷時(電池残量100%以下)からまだ一度も充電したことがないため、充電時間などは分からないが、Appleは公式で「2時間で約1ヶ月、またはそれ以上。2分の充電で最大9時間」の使用ができると発表しているほどで、電池が切れてもすぐに充電が完了し、使えるところが非常にグッドだ。「使わない時に充電し、使う時になったらLightningケーブルを外す」という使用をするとバッテリーを気にすることなく使えていいかもしれない。

ただし、充電の仕方がかなり間抜けひっくり返しにして置かないと充電ができないという点だ。

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Lightning端子が本体の裏側についているため、どうしても充電する時に裏返しにしておく必要がある。こんな姿を晒すApple製品はかなり珍しく、あまり直視したくない現実を突きつけられた感覚に陥るほどだ。

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おそらくデザイン的に充電端子を上部やサイド部に配置することができなかったのは理解できるが、使用しながら充電できないのは少し不満が残るところだ。

結論:「Magic Mouse」を持っている人は買い換えるほどではない。持っていない人は「買うに値するもの」

おそらくMacを使っている多くの人は「Magic Mouse」は持っているのではないだろうかと思う。「新しいマウスが出たし買うか」と思っている人は一度考え直してみたほうがいいかもしれない。

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確かに充電式になったことで、バッテリーの残量を気にせず使えるようになったことは非常にいい点だ。ただ、使用感や機能がスペックアップしているわけではないということと、重さもそこまで軽くなっているわけでもないので、持ち運びの観点から言っても大差はない。

正直、使っていても前の「Magic Mouse」と違いが感じられないほどなので、「買い換え」は推奨しない。

ただ「数日間の出張などで、スペアの充電池と充電器を持ちたくない」という時などには重宝する可能性も十分にあるので、出張などで大量の荷物を持ち運ぶ人は検討する余地はありそうだ。

価格も9,500円(税抜き)と高価なので、もしiMacの操作デバイスの購入を考えているのなら是非同時に発売された「Magic Trackpad 2」の購入をすることをお勧めする。こちらの方が感圧タッチに対応しており、買ったお得感があるからだ。

ともかく、次にAppleが「Magic Mouse 3」を出すときには、充電する時の「仰向けポーズ」だけはどうにかしてほしい。Appleの製品は常にスマートであって欲しいし、あまりに不恰好すぎて目を覆いたくなるほどなので!

「Magic Mouse 2」の購入はこちらからどうぞ。

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