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Amazon Prime Video 初の事業戦略発表会。『モダンラブ・東京』『エンジェルフライト』『バチェロレッテ シーズン2』など今後の配信タイトル発表

3月30日、アマゾンジャパンは同社映像配信サービス 「Amazon Prime Video」 の戦略およびラインアップに関する記者発表会を開催。2022年から2023年に配信予定のタイトルラインナップを発表した。

既報のとおり、あの伝説番組『風雲!たけし城』がAmazon Prime Videoにて復活を遂げることが発表されているが、そのほかにも注目の新作タイトルは目白押し。アマゾンジャパンが制作する独自の映画・ドラマコンテンツが複数紹介された。

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『モダンラブ・東京』

『モダンラブ・東京』は、米国ドラマ『モダン・ラブ (Modern Love)』の日本版作品。『モダン・ラブ』は、米紙ニューヨーク・タイムズに寄せられた投稿からストーリーが作られた、1話30分のオムニバス形式のドラマ。NYから東京に舞台を移し、実話に基づく7つの物語が展開される。参加する俳優陣はは水川あさみや池松壮亮など、監督陣は黒沢清や平柳敦子などとても豪華。配信は今秋を予定している。

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『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』

『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』は、青春映画の名手である三木孝浩監督が手がけるバトルファンタジーラブロマンスという新しいジャンルの作品。日本独自のカルチャーである妖怪とオタクを組み合わせた、完全オリジナル作品。配信は2023年予定。

『エンジェルフライト』

『エンジェルフライト』は、佐々涼子の小説『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を映像化したヒューマンドラマ。異国の地で亡くなった人の遺体を、国境を越えて家族に送り届ける国際霊柩送還師の姿を描く。脚本は古沢良太、高坂隆文が手がける。古沢は、「異国の地で亡くなる人の話だから、名探偵が登場して死の謎を解いたり、犯人との攻防とかそういうのはないのだけど、その地で生きて、どうやって亡くなったのか、世界中にいる無限にいる人の生き方であり、全てがドラマチック。それが新たなドラマになる。それがやりがいを感じた。」 とコメントしている。2023年配信予定。

『復活!風雲!たけし城 (仮題)』や『ザ・マスクド・シンガー』『バチェロレッテ・ジャパン』のシーズン2も発表

既報の『復活!風雲!たけし城 (仮題)』は、1986年に放送がはじまった伝説的なアトラクションバラエティ『風雲!たけし城』の復活作。もともとの『風雲!たけし城』は、総工費1億円をかけて建造した難攻不落の城 「たけし城」 を、一般応募で募った100名の挑戦者が攻略するという内容で、城主たけしを討ち、城を攻略した数少ない挑戦者には100万円が賞金として贈呈された。最後の放送から30年以上が経つが、いまでも語られることの多い、日本のテレビ史上における伝説級の番組だ。配信は2023年を予定している。

そのほか、日本のAmazon Original初のクッキングリアリティ番組『ベイクオフ・ジャパン』が4月22日に配信予定。『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2や『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の制作が発表されている。

今後のラインナップ拡充の戦略として、Prime Video Japanのカントリーマネージャー児玉隆志氏は、今回の事業戦略発表会において、新たな顧客獲得に向けた戦略を説明している。今後のアマゾンの成長の柱として、価格・利便性・品揃えの3点が重要と認識しているというが、今回の戦略発表会においてはそのうちの品揃えという点においてクローズアップしたという。Amazon Prime Videoは日本におけるサブスクリプション型映像配信サービスにおいて最も多くのユーザーが利用しているサービスであるとのこと。日本での好調を維持しているという。

2021年から2022年にかけてアマゾンジャパンは配信タイトルを70%拡充してきたというが、今後も拡大予定であるとのこと。そのうちの一つとして注力しているのが、スポーツのライブ配信の展開。

アマゾンジャパンは、『LIVE BOXING』と題し、ボクシングの試合を中継すると発表している。第1弾は、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太選手と、IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン (カザフスタン) との王座統一戦。4月9日(土)午後6時から配信される。

第2弾は、WBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦として井上尚弥とノニト・ドネスの試合を中継する。Amazonプライム会員であれば誰でも追加料金なしで視聴できるとのことだ。

(画像提供:アマゾンジャパン)