2018年後半、Appleはベゼルレスデザインを採用し、ホームボタンを廃止して新たに「Face ID」を搭載した新型「iPad Pro」を発表する予定だと噂されている。
この新型モデルに搭載される「Face ID」については、以前から横向き(ランドスケープモード)でも認証できるような仕様になっているとの予想が上がっていたが、どうやらそれを示唆する記述が開発者向けに公開された「iOS 12.1 beta」から見つかったという。
新型iPad Proでは横向きでもFace IDが認証可能に
これを報告しているのは、開発者のSteve Troughton-Smith氏。彼は「iOS 12.1 beta」のコードから「Face ID」を横向きでもサポートすることを示唆する記述を発見したという。
Face ID has support for landscape orientation (presumably for iPad only), and iOS 12.1 seems to care a lot more about whether an external display is connected (perhaps due to iPad USB-C rumors; it won’t have the Lighting HDMI adapter as an intermediary for video-out)
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2018年9月18日
ただし、横向きでの認証にはFace IDに利用されるフロントセンサーの調整などが必要であるため、iPhoneでは利用できず、あくまでiPad Pro専用の機能になる可能性が高いとしている。
From what I gather, landscape Face ID would require a realignment of the front-facing sensors, so you won’t see it on existing hardware https://t.co/gVyB4Hz3pW
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2018年9月18日
iPhoneはゲームや動画を見る以外は縦向きで使うユーザーが多いため、横向きで認証できなくてもそこまで問題ではないとは思うが、iPadに関しては縦・横どちらも使用頻度が高いため、iPhoneのように縦向きでしか認証できないのはかなり不便だ。
そういった意味では、横向きでもFace IDが利用できるようになることはユーザー的にはかなり重要なことなのではないだろうか。今後の情報にも注目だ。