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4インチiPhoneが姿を消す?iPhone SEとiPhone Xが2018年秋に販売終了か

Appleは今秋、次世代iPhoneの発表と同時に、一部の現行iPhoneの販売を終了する可能性がある。

これを指摘するのは、BlueFin Researchのアナリスト、ジョン・ドノバン氏とスティーブ・ミュラーヌ氏。彼らは、今後のAppleのiPhone販売計画について予想したレポートを投資家向けに公開している。

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iPhone XとiPhone SEが販売終了に?

彼らのレポートによると、今後のiPhoneの需要は2018年秋に発売する新型iPhoneに集中することから、Appleは一部の現行端末の生産を終了し、新型iPhoneに生産の軸を完全にシフトする可能性があるという。

その「一部の端末」とは、iPhone SEとiPhone X。iPhone Xの販売が終了するという噂は以前にもあったが、iPhone SEの販売終了の話は、実質的に今回が初めてとなる。

iPhone Xの販売終了に関しては、今秋にマイナーアップデートモデルが登場する予定となっているため決してありえない話ではないが、しかし意外なのはiPhone SEが販売終了になるということ。

iPhone SEは、2016年に登場した4インチ型iPhone。手頃な大きさと高いコストパフォーマンスを実現しており、一部のユーザーから絶大な人気を誇る同端末だが、最近では新型モデルの登場が噂されていた。

しかし、実際は新型モデルは登場せず。また、今秋に次世代iPhoneの登場が予想されていることから、iPhone SEの登場の可能性は実質的に消えている。

つまり、彼らのレポートが正しいならば、Appleは一部のユーザーに人気の4インチiPhoneを切り捨てる選択を取ることになる。

両アナリストはどこからこの情報を仕入れたのか明らかにしていないため、そこまで信ぴょう性の高い話ではないが、これはiPhone SEの次期モデルを楽しみにしているユーザーからは決して良い話とは言えなさそうだ。

ちなみに、iPhone SEの代わりはiPhone 8が担うとのこと。現状ではiPhone SEは39,800円(税別)、78,800円(税別)と価格に開きがあるが、もしかすると新型モデルの登場とともに、値下げされる予定なのかもしれない。

また、ジョン・ドノバン氏とスティーブ・ミュラーヌ氏は、今秋発売予定の新型iPhoneの名称は「iPhone 11 Plus」「iPhone 11」そして「iPhone 9」になると予想している。

「iPhone 11 / 11 Plus」は当然ながらiPhone Xの次世代モデルとその大型モデル。「iPhone 9」はiPhone 8の次世代機だが、iPhone 11と同じデザインになりながら、画面は有機ELディスプレイではなく液晶になるなど低コストで作られる可能性が濃厚。画面サイズもわずかに大きくなる予定だが、価格はiPhone 11よりも数万円近く安くなるとみられる。

iPhoneを買い控えしているユーザーはかなり多いと言われている。具体的な数字は明らかになっていないが、昨今のiPhoneは高額化し手が出しづらくなっていることから、新型モデルではなく低価格モデルの登場を待つ声がある。また、iPhone 8のような低価格モデルでも、端末デザインは従来とさほど変わっていないことから、iPhone Xのデザインを採用した低価格モデルの登場を望んでいるユーザーが多いようだ。

これらを踏まえて「iPhone 11 Plus」は昨年発売のiPhone Xの画面が小さいと感じていたユーザー向け、そして「iPhone 9」は現行デザインを安く買いたいユーザー向け。さらに安いモデルが欲しいユーザーはiPhone 8を選ぶ。そうアナリスト達は予想しているようだ。

[ via BARRON’S ]