今年5月、Googleは「Google Chrome 66」をリリースし、WEBサイトの広告動画などの自動再生を無効化する仕様を導入していたが、同仕様に関して開発者から多数の問題が寄せられていたことから、同社は一時的に「Web Audio API」自動再生ポリシーを削除した。
Googleは現地時間16日、最新リリース版となる「Google Chrome v66.0.3359.181」で同ポリシーの削除・変更を実行している。そして、仕様変更に伴う影響などアナウンスが不十分であったことなど、今回の一連の流れについて開発者に対し謝罪を行なった。
「Google Chrome 66」で導入されたこの仕様は、ブラウジング中にユーザーの意図しないところで広告動画が自動で再生されることで、ユーザーがビックリしないようにするためのものだった。かねてからユーザーが悩まされていた問題であっただけに、同仕様変更に喜んでいた方も多かったのではないだろうか。
ただし、この仕様には思わぬ弊害もあったという。
具体的には、ゲームコンテンツなど音声が再生できない問題が発生していたということ。演出などで、特定の条件に対して一致するまで音声を再生しない、などの仕様があるウェブゲームについてはGoogleの「Web Audio API」自動再生ポリシーが邪魔をしてしまい、音声の再生がブロックされてしまうのだとか。
また、ユーザーが意図的に再生ボタンを押すことで再生される動画・音声コンテンツに関しても、なぜか音声が再生されない、といった不具合も報告されているようだ。
こういった問題が複数発生している現状を鑑みて、Googleは「Web Audio API」自動再生ポリシーの削除することを決定したという。ただし、この削除は一時的なもので今年10月にリリース予定の「Google Chrome 70」では再度有効化される予定となっている。開発者側はそれまでに同仕様に対応することが求められる。
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[ via The Verge ]