12月14日、Appleはプロユーザー向け端末「iMac Pro」を発売しているが、Apple公式サイトによると、同端末にはAppleが開発した「T2」チップが搭載されている。
「T2」チップにより、iMac Proのセキュリティが一段と強固なものになっているとのことだが、この「T2」チップにより、アップデートなどで失敗した場合に「DFUモード」を使って復元を行う必要があることが判明した。
iMac Proが発売された14日、Appleは「Apple Configurator 2」をバージョン2.6にアップデートし、ヘルプページを更新。開発者のSteven Troughton-Smith氏によると、同ヘルプページに「iMac Pro」を復元する方法が新たに記載されているとのこと。
iMac Proの復元には、「Apple Configurator 2.6」「macOS High Sierra」の両方がインストールされ、ネットワークに接続されたMacと、充電とデータ転送の両方をサポートしたUSB-A / USB-C to USB-CケーブルもしくはUSB-A / USB-C to Thunderboltケーブルが必要。
復元時には「Apple Configurator 2.6」「macOS High Sierra」がインストールされたMacをケーブルでiMac Proと接続し、iOS端末の復元でも利用する「DFUモード」を使って復元することになるようだ。
この復元方法は、OSのアップデートに失敗してiMac Proが起動しなくなるなど特殊な状況でのみ使うことになるとは思うが、復元手順が少し複雑なので、復元の際には必ずヘルプページを参考にしていただきたい。ちなみに、Macで「DFUモード」を使用しての復元が必要となったのはiMac Proが初となる。
また、今回iMac Proに搭載された「T2」チップは、システム管理コントローラ、画像信号プロセッサ、オーディオコントローラ、SSDコントローラなどの様々なコントローラを再設計して統合したものになる。さらに同チップにはセキュアブート機能の基盤となる「Secure Enclaveコプロセッサ」が組み込まれていることから、従来よりも強固なセキュリティを実現できているとのこと。
[ via 9to5Mac ]
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