現地時間8月29日、全米テレビ芸術科学アカデミーはエミー賞の「技術・工学部門賞」を発表した。同賞はテレビの技術部門や工学的部門で、優れた貢献をもたらした企業や個人に与えられるものだが、今年はAppleを含めた複数企業が同省を受賞した。
Appleが同賞に選ばれた理由は「Apple TV」と「Siri」を組み合わせて使うことで、テレビのユーザーエクスペリエンスを向上させたから。例えば、「ヘイSiri、ウィルスミスの出演する映画を見せて」という風に声をかけることで、自動でユーザーの求める映像を探してくれるなど。音声認識精度はそこまで高いものではないものの、使い方によっては確かに便利になった気もする。
ただこの技術は、すでに他の企業も導入しているもので、Appleが今になって受賞する理由は不明。ちなみに、今年の「技術・工学部門賞」は、Appleの他にもComcast、Nuance、Universal Electronicsが受賞している。
Appleは来月、新型「Apple TV」を世に発表しようとしている。噂では4K/HDRに対応した新型モデルになると予想され、デザインなど外観の変更はほとんどないマイナーアップデートモデルである可能性が高い。
Appleは新型「Apple TV」の発表と同時に、4K映像の取り扱いをiTunesで開始することが報じられているが、企業間の交渉などで複数の問題を抱えているのか、9月のイベントには間に合わない可能性があることが伝えられている。
[ via TechCrunch ]