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「iMac Pro」、「MacBook Pro」に搭載された「Touch ID」のようなセキュリティ機能が搭載予定?

今年の12月に発売が予定されているプロユーザー向け端末「iMac Pro」。最大18コアのXeonプロセッサを搭載できるモンスタースペックであることで話題になった同端末だが、「MacBook Pro」に搭載された「Touch ID」のようなセキュリティ機能が端末のどこからに搭載される可能性があるようだ。

これを伝えているのは、GoogleのエンジニアPike R. Alpha氏。彼は自身のブログ”Pike’s Universum”で、現在公開されている次期macOSの最新ベータ「macOS High Sierra beta」のファームウェア情報の中から、「iMac Pro」に関連する記述を発見したことを報告。

その記述から、「iMac Pro」は「MacBook Pro」に搭載された「Touch ID」用の新しいセキュリティ機能「Apple Secure Boot」をサポートしていることが判明したという。

Pike R. Alpha氏はこれに関して、「iMac Pro」には「MacBook Pro with Touch Bar」モデルに採用されたSecure Enclave(Touch ID用のセキュリティアーキテクチャ)を搭載したARMコプロセッサが搭載される可能性について言及。

実際のところ、これが「iMac Pro」の本体に搭載されるのか、それともスペースグレイカラーの「Magic Keyboard」に搭載されるのかについては不明だが、要は「iMac Pro」に「Touch ID」もしくはそれに準ずる新しいセキュリティ機能が搭載される可能性があるということだ。

「iMac Pro」は現時点で判明していることは、デザインは現行のiMacにとても似ているが、端末カラーがシルバーからスペースグレーに変化。

そして、最大18コアのXeonプロセッサやRadeon Pro Vega GPUグラフィックを搭載し、メモリは最大128GB/ECC、ストレージは4TBのSSDなどのモンスタースペック端末になるということ。そして価格もモンスター級の4,999ドル(日本では55万円以上?)になる予定であるということだ。

プロユーザー向けの端末ということであれば、当然最新の機能はすべて搭載されたモデルになることが予想されるため、「Touch ID」のようなセキュリティ機能が搭載される可能性は極めて高い。ただ、それがどこに搭載されるのかは先日のプレス向け先行公開では明らかになっていないため、Appleはこれからどこかに搭載することを計画しているのだろうか。

ちなみにPike R. Alpha氏によると、iMac ProのXeonプロセッサに関しては、従来プロセッサ用のLGA2066ソケットではなく、LGA3647ソケットが採用される可能性があることを指摘している。これはIntel Purley Xeonsなどのサーバークラスプロセッサに使用されるソケット。「iMac Pro」の性能がどれほどのものになるのか、今からとても楽しみだ。

[ via 9to5Mac ]