先日の「WWDC 2017」基調講演後に発売された「21.5インチiMac (4Kディスプレイ, 2017)」は、Intelの第7世代プロセッサ「Kaby Lake」を搭載し、従来モデルと違って標準でグラフィックボードが搭載されたことで話題となったが、その分解レポートが早々に公開されている。
レポートを公開したのは、Apple製品に新製品が登場するたびに分解レポートを行っているiFixit。今回も綺麗に分解を行って分かりやすいレポートを公開してくれたので、iMacの中身が気になっていた人はぜひ確認しておこう。
iMacを適切に分解できればメモリの換装自体は可能
iFixitが分解したのは、8GHzの2400MHz DDRメモリ、Radeon Pro 555、1TB HDDを搭載した「21.5インチiMac (4Kディスプレイ, 2017)」の一番下位のモデル。Apple公式サイトの購入画面で真ん中に表示されている「Retina 4Kディスプレイ 3.0GHzプロセッサ 1TBストレージ」モデルだ。
基本的なデザインは2015年モデルから変わっていないため、2017年モデルは中身の部品が置き換わっただけ。プロセッサには「Intel SR32W Core i5-7400 Kaby Lake プロセッサ」が、メモリにはSK Hynix製の8GB DDR4 SDRAMが使われていたようだ。
「21.5インチiMac (4Kディスプレイ, Late 2015」では、ロジックボードにメモリが半田付けされていたため、本体を分解できても換装は不可能だったが、今回の2017年モデルは半田付けまでは行われておらず、分解さえできれば換装は可能とのこと。
ただし、同モデルは「iMac (27インチ5Kディスプレイ, 2017)」と違って、iMacを一度開けないとメモリの換装はできないようになっている(27インチモデルはメモリ部分だけにアクセスできる小さなフタが付いている)ので、その点は注意が必要だ。
分解後、iFixitが下した「21.5インチiMac (4Kディスプレイ, 2017)」のリペアビリティスコア(修理のしやすさ)は10点満点中の3点。
適切なツールと手順書があれば、おそらく分解はできるとレポートには書かれているものの、素人はあまり手を出せる領域ではなさそうだ。もし換装を考えているなら素直に27インチモデルを選んだ方が良いだろう。
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