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Google、最新安定板「Chrome 57」をリリース バックグラウンドタブの消費電力を抑制

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3月9日、GoogleはWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「Chrome 57」を正式リリースした。

Googleによると、同バージョンでは計36件のセキュリティの脆弱性が修正されたことが明らかになっていたが、同バージョンでは消費電力を少なくし、端末のバッテリー持ちが改善されていることが判明した。

バックグランドタブの消費電力を削減

現地時間14日、Googleは公式ブログ”Chromium Blog”を更新。同ブログ記事によると、Mac/PC/Linux版の「Google Chrome」の消費電力の約3分の1はバックグランドで開いているタブが原因だった。

Googleはこれまでもバックグランドタブで消費される電力の削減に取り組んできたが、今回のバージョン57でより一層の電力消費削減を実現できたという。

方法は、タブがバックグランドに移行してから10秒後にタイムバジェットと呼ばれる制限が与えられるというもの。このタイムバジェットは、タスクを処理するたびに消費されていき、最終的にマイナスになるとタスクが実行できなくなるという仕組みだ。

これによって、バックグラウンドタブのCPU負荷は平均1%程度まで制限。結果的に、ビジー状態のタブを25%削減することができたとのことだ。

また、オーディオを再生したり、WebSocketやWebRTCなどでリアルタイム接続を続けるタブに関しては、今回の仕様変更は対象外となっている。

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