先日行われたAppleの新製品発表会では、イベント名が「iMac」の発売の際に使われた「hello again」であったことから、イベント前には「iMac」や「Mac mini」「Mac Pro」などの様々なデスクトップ型Macがアップデートされるのではないかと予想されていた。
しかし、蓋を開けてみると「MacBook Pro (Late 2016)」だけがリリースされることとなり、デスクトップ型Macのアップデートを望むユーザーの一部からは、AppleはデスクトップPC市場において関心が薄れつつあるのではないかという声も挙がっていた。
しかし、そんなAppleのCEOティム・クック氏が、デスクトップ型Macに対する将来的なビジョンを語っているとのことなので、詳細をお伝えしよう。
グレートなデスクトップ型Macが、Appleのロードマップの先にはある
TechCrunchによると、従業員から寄せられた「将来のデスクトップ型Macの構想がどうなっているのか」という質問に対してクック氏は、Macユーザーの一部から「デスクトップPC市場における関心が薄れている」と指摘されていることに触れた上で、「将来的には『グレートなデスクトップ』構想があるので、何も心配する必要はない」と従業員に対してコメントしていることが判明。
その上で、「現状の最高のデスクトップ型MacはiMac 5K Retinaディスプレイモデルである」と同氏は説明している。
クック氏は、デスクトップ型モデルは据え置きである分、より強力なメモリやストレージ、ディスプレイを搭載することができるよりハイパフォーマンスなMacを作れる分野であることを強調。
「MacBook」などのラップトップ型モデルとは異なり、少し特殊で重要な販売事業であることを説明している。
前回のメジャーアップデートから、かなりの日数が経っているMacのデスクトップ型Macだが、将来的には素晴らしい端末が登場する。
どんな端末になるかは不明だが、少なくともAppleはデスクトップ市場に関心がないわけではないことが分かった。この情報だけでも僕のようなデスクトップ好きなユーザーは嬉しいものだ。僕もiMacなどのデスクトップ型モデルがとても好きなので、今後の新情報に期待したい。
ちなみに、クック氏はそのほかにも将来を見据えた新しい計画がまだまだたくさんあるともコメントしている。