Appleの新型無線ルータを地味に楽しみに待っているユーザーに悲報だ。Appleは、「AirMac」などの無線ルータ関連製品の開発を中止したようだ。
Bloombergによると、Appleは以前まで無線ルーター開発部門に従事していたエンジニアを、「Apple TV」などの別の開発部門に異動させ、他の製品の開発にウェイトを置いているとのこと。
「AirMac」の新型モデルが登場しない理由は収益性の低さ?
現在、Appleは「AirMac Extreme」「AirMac Extreme」、そして「AirMac Time Capsule」の3種類の無線ルータを販売しているが、これらのいずれも2013年以降リフレッシュされていない。
一部では、6月のWWDC 2016で新製品が発表されるのではないかと噂されていたが、結局のところ発表はなし。
Appleが無線ルータの新型モデルを出さない理由としては、これらの製品はiPhoneのように収益性の高いものではないから。
「AirMac」は、Appleの製品部門の中で「その他の製品」に分類されている。この「その他の製品」自体も、Apple全体の売上高に占める割合は5%程度とかなり少ない。
決して収益性がないとは言えないとは思うが、Appleの無線ルータを必要としているユーザーもそこまで多くはないのも事実である。
実際に利益率のあまり高くないと言われているディスプレイ製品も、「Thuderbolt Display」を最後に開発が終了していることから、今後「AirMac」などの無線ルータが登場しない可能性は非常に高い。
一応、まだApple公式サイトではこれらの製品は販売中。もしかすると将来的には販売終了になる可能性があるので、気になっていた方は早めに購入しておいたほうがいいかもしれない。