年に4度開催される世界テニスのビッグトーナメント「グランドスラム」。毎年、これらの大会では実力者たちによる激戦が繰り広げられるわけだが、それと同時に大量のボールが廃棄されることをご存知だろうか。
例えば世界最古のテニストーナメント「ウィンブルドン選手権」では、約54,000個ものテニスボールが使用されるとのことで、それだけ多くのボールが廃棄されることになる。
これだけのボールがそのまま廃棄されるのは非常にもったいない!そんな中、ロンドンのあるデザイン会社が、使い古しのテニスボールを再利用し「hearO」というスピーカーを開発、現在Kickstarterで資金を募っているとのことだ!
ボール内部のゴム素材が余計な振動を吸収し、クリアなサウンドを楽しむことができる
「hearO」は前述したとおり、テニスボールの内側にスピーカーを埋め込んだもので、中にバッテリーとBluetoothが搭載されていることから、スマホやPCなどから無線で接続し、音楽を流すことが可能だ。
底面に用意された小さなボタンを押すことで、スマホとのペアリングが可能になるようだ。フル充電後は5時間ほどの連続再生が可能。
また、テニスボールの内部に施されているゴム素材が、スピーカーの余計な振動を吸収することで、クリアなサウンドを生み出すことができるという。手のひらにすっぽり入るサイズなのに、意外と良い音がしそうだ。
カラーは一般的な蛍光黄色モデルが用意されているが、そのほかにも6色が準備され、全7色となる予定。
「hearO」は現在Kickstarterで資金を募集中。出資は£5(約600円)から募っており、£45(約5,200円)で「hearOset」を入手することができるという。現段階の予定としては、11月から出資者の元に配達が開始される予定で、日本の出資者の元には11月~12月のうちに届くと思われる。
同製品は「テニスボール」という思いもよらないものから生まれ変わるユニークなスピーカーだが、このアイデアは無駄な廃棄ボールを少しでも有効活用できるかもしれない。
僕も一時期テニスを嗜んだことがあるので少し分かる気がするのだが、テニスボールは意外と良いスピーカー用素材になる気がする。もし興味がある方は今回のkickstarterに参加してみてはどうだろうか。Kickstarterに参加する場合はこちらからどうぞ。
[ via TECHABLE ]