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「E3 2016」の開催まで1ヶ月を切り、新しいデバイスやゲームの登場にワクワクしている人も多いと思う。
今回のE3で注目されているのはやはり新型ハード。SONYで言えばグラフィック性能が引き上げられた「PlayStation4.5」、Microsoftで言えば新型「Xbox One」が噂されているわけだが、新情報としてMicrosoftは新型「Xbox One」の発表を準備していて、新型機は4K解像度の出力に対応する可能性が浮上してきた。
4K / Oculus Riftに対応したゲームハードをリリース?
Kotakuによれば、「Xbox One」の新型モデル(コードネーム:Scorpio)はスペックが大きく向上、4K画質のゲームやOculus社のVRヘッドセット「Rift」に対応したゲームハードになると伝えていて、先に「PlayStation VR」を発表したSONYに負けないような性能になるだろうと伝えている。
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また、以前から噂されていた小型「Xbox One」についても発表が計画されていて、現在売られている「Xbox One」から約40%程度小型化され、4K動画の再生や2TBハードディスクドライブが搭載されているとのこと。いつ頃リリースされるかは明らかにされていないが、早ければ年内にもリリースされるものとみられている。
この小型版「Xbox One」は、スペックが向上した「Xbox One」と同じ性能なのか、それとも廉価版という形で登場するのかについては不明だが、どちらのモデルも来月の「E3」で発表される可能性が高いとのこと。
「Chromecast」のようなスティック型ゲームデバイスも登場か
上記の情報については、前々から噂されていたこともあり特に驚きはないのだが、この情報以外にさらに興味深い話も登場している。それは、Microsoftが来月に開催される「E3」で、家庭内LANを経由してゲーム映像をストリーミング配信できるデバイスの発表を計画しているということだ。
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The Vergeによると、Microsoftは2つのデバイスを用意していて、一つはテレビに挿し込む「スティック型デバイス」。もう一つはおそらく据え置き型のストリーミングデバイスだ。
前者は、おそらくイメージとしてはGoogleが販売している「Chromecast」に近いもので、テレビの端子に挿し込むだけでリビングや自室に置いたメインのゲーム機からゲーム映像をストリーミング配信ができるというもの。
後者は、具体的にどういうデバイスなのかは不明なのだが、おそらく据え置き型でスティック型デバイスよりもより高スペックなデバイスになると思われる。スペックが多少高い理由は、そのデバイスだけで映画やダウンロード型ゲームが利用出来るようになっているからだろうとのこと。
価格はスティック型デバイスが100ドル前後(約11,000円)で、据え置き型が150ドル~175ドル(約16,500~19.500円)程度になるとみられており、メイン端末というよりはやはりサブ端末として使うタイプのモデルになると思われる。
正直、「Xbox One」に関してここまで多くのデバイスが登場するとは考えづらいのだが、SONYの「PlayStation 4」に比べて販売数で負けているMicrosoftは、何かしらの形で巻き返しを図らなければならない。
正式な発表などは何一つ行われていないわけだが、今後の戦略は高スペック化とホームシェアリング型を突き詰める方向なのだろうか、今後の「Xbox」の動向に注目だ。
ちなみに、「E3 2016」の開催は6月14日から16日までの3日間で、Microsoftのカンファレンスは日本時間6月14日(火)の午前1:30から開催される予定だ。
[ via BGR ]