Nottaが初のハードウェア 「Zenchord 1」 発表へ。ケースだけで録音できる次世代AIイヤホン

音声認識AIサービスで知られるNottaが、初のハードウェア製品として、AIイヤホン 「Zenchord 1(ゼンコード・ワン)」 を近日Makuakeにて公開予定だ。

録音・文字起こし機能を軸とした同イヤホンは、会議からプライベートな記録までこなせる、従来のイヤホンとは一線を画すAIイヤホンになりそうだ。

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「禅」 とテクノロジーを融合した音響ブランド 「Zenchord」

「Zenchord 1」 は、Nottaが手がける新ハードウェアブランド 「Zenchord」 から登場するイヤホン製品だ。「Zenchord」 は、“禅”の静けさや簡素美といった美意識をベースに、先端音響技術を組み合わせた新しいブランドでプロミュージシャンも評価するサウンドチューニング技術と、AIによる自然なUX設計を融合させた、実用性と美しさを兼ね備えた製品づくりを目指している。本製品の開発には、日本および海外の信頼性あるパートナー企業も多数参画しているとのことだ。

Nottaは、すでに累計1,000万人以上のユーザーを持つ音声認識プラットフォーム。ビジネス、教育、医療など多分野で活用されており、SOC2やISO27001といったセキュリティ認証も取得済み。高い信頼性と実績を背景に、ハードウェアとの統合に踏み出した形だ。

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ケースが主役。イヤホンなしでも録音・文字起こしが可能

「Zenchord 1」 の最大の特徴は、イヤホンを装着せずとも、充電ケース単体で全方位の音声を録音できるという点にある。イヤホンや、ケースのボタンをタッチするだけで即録音が開始され、そのままNottaのAIエンジンがリアルタイムで文字起こし。会議や打ち合わせ、さらには通話中の音声まで自動で記録され、会話が終わる頃には議事録がすでに完成しているというわけだ。

メモ取りや録音アプリの立ち上げといった煩わしい操作から解放され、ユーザーは 「話す」 ことだけに集中できる。特に、外部マイクや録音デバイスが使えないような環境において、ケースだけで確実に音を拾える仕様はひとつのアドバンテージとなりそうだ。

「Zenchord 1」 は、単なる録音デバイスにとどまらず、音声データを基に情報を整理・検索・抽出できるAIチャット機能も内蔵する。従来のようにメモや会話記録をユーザーが細かく管理する必要はなく、必要なときに話しかけるだけで、記録した情報を呼び出したり、レポートにまとめたりすることが可能だ。

Zenchord 1には6基の高性能マイクが内蔵されており、AIノイズキャンセリング技術と組み合わせて周囲の雑音を的確に除去。人の声と背景音を分離し、録音だけでなく通話時の聞き取りやすさ、そして文字起こしの精度を高めている。

特にリモート会議が当たり前となった現代では、騒がしい環境下でも正確に会話を記録できるデバイスは生産性に直結する。Zenchord 1は、そうした現場のニーズに応えるかたちで設計されている。

イヤホン本体は片耳わずか8gという軽量設計。耳の穴に差し込むのではなく、耳に引っ掛けるフック式デザインを採用しており、長時間装着しても圧迫感が少ないのがひとつの特徴だ。

Zenchord 1は、これまでアプリとして親しまれてきたNottaのAI技術を、より身近で、よりリアルタイムに活用するための「かたち」として誕生する。近日中にMakuakeで予約受付が開始されるとのこと。最大32%オフにもなるようなので、気になる方は要チェックだ。

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(画像:Notta)

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