ニコニコの｢プレミアム会員｣が値上げ。来年3月から月額550円→790円に

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12月4日、ドワンゴは動画コミュニティーサービス｢ニコニコ｣のプレミアム会員料金を改定すると発表した。

2024年3月1日より従来の月額550円から、月額790円へ値上げする。Apple ID／Google Play定期購入の場合は月額720円から990円へと改定される (価格はいずれも税込、新規購入の場合は2024年1月31日から適用) 。

年額払いの場合についても、従来の6,600円から7,900円へと値上げされる。Apple ID／Google Play定期購入の場合は6,800円から9,900円へと改定される。また、90日チケットについては、1,760円→2,370円に改める (価格はいずれも税込) 。なお、値上げは2007年6月に有料プランを導入して以来初。

ちなみに、今回の価格改定に際して、2024年2月～4月までの3カ月間、プレミアム会員に対してニコニコポイント200ptを毎月配布する (合計最大600pt) 。

提供開始より16年間に渡って月額500円（税抜）の料金据え置きに努めてきました
大変心苦しいですが、今後のさらなるサービス向上のためにご理解いただきますと幸いです https://t.co/k43Sjder3Z

— くりたしげたか（eR）🌰ニコニコ代表の人 (@sigekun) December 4, 2023

今回の値上げの理由としてドワンゴは、「昨今、各種コンテンツ調達費や円安によるインフラコストを含むニコニコ運営全般に関わる原価の高騰が続く中で、サービスの成長に向けた投資を同時に行っていくためには、効率化や経費削減といった運営努力のみでは現行の価格を維持することが難しい状況となりました。｣と説明している。

また、今回の値上げに合わせて幾つかのアップデートが実施される。ニコニコ動画のアップデートとしては、30分以上 (6時間以下) の長さの動画でも最高1080p画質で変換・視聴可能になる (12月4日のアップデートで実施済み) ほか、2024年3月からはエコノミーモードを廃止し、プレミアム会員はいつでも最高1080p画質で、一般会員／未ログインユーザーはいつでも最高720p画質で視聴可能になる。また、時期は決まっていないが、投稿できる動画ファイルサイズの上限を最大3GBから6GBに拡張する予定だという。

ニコニコ生放送については、2024年2月中旬頃にユーザーレベルに応じて、プレミアム会員は最長24時間まで、一般会員は最長12時間まで放送できるようになるほか、2024年2月下旬頃からはユーザーレベル40以上の放送者の番組のタイムシフト公開期間を7日間から60日間に延長する。また、時期は決まっていないものとして、モデレーター機能 (放送者から指名された視聴者が、放送者の代わりに「モデレーター」として番組内のコメントを管理できる) や放送者が番組サムネイルを指定できる機能を実装するとしている。