3月26日、Appleは新しく生まれ変わった 「Apple TV」 アプリを2019年5月に提供することを発表した。
新しい 「Apple TV」 アプリは、今まで以上に使いやすくなるようにUI(ユーザー・インターフェイス)を改善し、サービスごとにアプリを切り替えることなく横断的にコンテンツを視聴できるようになった。
また、Apple TVやiPhone、iPadのほかに、2019年秋からMacでも 「Apple TV」 アプリが利用可能に。さらに、これまで自社製品内での提供だったApple TVサービスが、いよいよFire TVやスマートTVなどサードパーティへも開放が予定されている。
「Apple TV」 アプリにはHuluなど、150以上の映像配信サービスが含まれる予定。もちろんAppleのiTunesムービー等もこれに含まれるようになる。また、機械学習を活用し、ユーザーの好みに応じたコンテンツをオススメするパーソナライズ機能も搭載される。
さらに注目していただきたいのが、新サービス 「Apple tv channel」 。新Apple TVアプリには150を超えるケーブルテレビ・定額配信サービスが用意されるが、それらを一元管理することができるのがこの新サービス。
複数の映像配信サービスをバンドルで払うものではなく、ユーザーは契約したいサービスだけを選んで月額費用を支払う仕組み。
リリース時点で利用できるのは、HBO、Starz、SHOWTIME、CBS All Access、Smithsonianチャンネル、EPIX、Tastemade、Nogginなどの人気のサービスや、MTV Hitsのような新しいサービス。ユーザーはApple TVチャンネルで好きなチャンネルを登録し、Apple TVアプリケーションで視聴できるようになる。その際、アプリケーションの追加ダウンロードやユーザー情報の入力は不要だという。また、今後もチャンネルは追加予定だとしている。
現在は一部地域でのみ提供されている 「Apple TV」 アプリだが、今月5月からは100以上の国と地域で配信されることになるという。
ちなみに、同日Appleはビデオサブスクリプションサービス 「Apple TV+」 を発表しているが、こちらのサービスと料金体系についてはまだ明らかにされておらず、Appleは今秋に発表予定としている。