Appleが今月あるいは来月に発表しようとしている新型iPad Proは、現行モデルと同じ画面解像度を採用しているのかもしれない。
モバイルアプリ解析プラットフォームAppseeによると、今年8月頃から同社の解析ツール内のログに、「iPad8,1」 「iPad8,2」 「iPad8,3」 「iPad8,4」 「iPad8,5」 「iPad8,8」 という機種IDを持った未発表デバイスのアクセス履歴が残されていたとのこと。
新型iPad Proの解像度は現行モデルと同じ?
iPadの現行モデルのそれぞれの機種IDは、12.9インチ「iPad Pro」 がiPad7,1/7,2、10.5インチ「iPad Pro」 がiPad7,3/7,4、「iPad(第6世代)」がiPad7,5/7,6と、「7」がベースとして使用されているが、今回見つかった機種IDは「8」。
今まに登場したことのない機種IDであることから、これは新型iPad Proが存在する証と言えるのではないだろうか。おそらく、Apple社内でのテストが本格化しているのものと予想される。
ちなみに、上記機種IDの内訳はまだ明らかになっていないが、開発者であり9to5Macの記者としても働いているGuilherme Rambo氏によると、次期iPadのWi-Fiモデルは「iPad8,1 / iPad8,2 / iPad8,5 / iPad8,6」、セルラーモデルは「iPad8,3 / iPad8,4 / iPad8,7 /iPad8,8」になるとのこと。
発売時期 | 機種ID | 端末名 |
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2017年 | iPad7,1 / iPad7,2 | iPad Pro (12.9インチ) |
iPad7,3 / iPad7,4 | iPad Pro (10.5インチ) | |
iPad7,5 / iPad7,6 | iPad (第6世代) | |
2018年 | iPad8,1 / iPad8,2 iPad8,3 / iPad8,4 |
iPad Pro (12.9インチ)? |
iPad8,5 / iPad8,6 iPad8,7 / iPad8,8 |
iPad Pro (11インチ)? |
Appleは2つの新型iPad Pro(12.9インチモデルと11インチモデル)を用意していると噂されているが、Guilherme Rambo氏の情報が正しければ「iPad 8,1/8,2/8,3/8,4」が12.9インチモデルで、「iPad 8,5/8,6/8,7/8,8」が11インチモデルに該当するのだろうか。ただ、これには今までの法則性とやや異なる点もあるのがやや気になるところ。
ちなみに、上記アクセスログから次期iPad Proの画面解像度が明らかになっており、「iPad8,1/8,2/8,3/8,4」の機種IDのデバイスの解像度は2,732×2,048ピクセル (1,366×1,024ポイント)、「iPad8,5/8,6/8,7/8,8」の機種IDのデバイスは2,224×1,668ピクセル (1,112×834ポイント)。つまり、現行モデルと同じ解像度になる。
現行iPad Pro | 新型iPad Pro(予想) | ||
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画面サイズ | 解像度 | 画面サイズ | 解像度 |
12.9インチ | 2,732 x 2,048 | 12.9インチ | 2,732 x 2,048 |
10.5インチ | 2,224 x 1,668 | 11インチ | 2,224 x 1,668 |
気になるのは、11インチモデルが現行10.5インチモデルと同じ画面解像度を採用するということ。新型iPad Proはホームボタンが廃止されることで端末ベゼルが極狭化。そのおかげで、端末サイズを大きく変えることなく画面のみが大型化すると予想されている。画面サイズが変わると画面解像度にも変更が加わる可能性が高いのだが、しかしなぜか画面解像度に変更はない模様。
一応、画面サイズが変更されない可能性も残っているが、各アナリストやAppleの事情に精通している人物からの情報によると、Appleは画面サイズの変更を企てていると伝えられていることから、その可能性は今のところ薄いと考えて良さそう。
ちなみに、9.7インチiPad Proから10.5インチiPad Proに変わった時も画面解像度が変更になっている。
Appleは今月下旬あるいは来月上旬に新製品発表イベントを開催すると噂されているが、その日程についてはまだ正式発表はない。ちなみに同イベントでは新型iPad Proの他に、新型MacBookなどの各種新製品がお披露目になるとみられている。
[ via MacRumors ]