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『Metro 2039』今冬発売へ。シリーズ7年ぶり新作、モスクワ地下鉄に回帰したダークな物語

4A GamesとDeep Silverは4月17日、新作FPS『Metro 2039』を正式発表した。発売は2026年冬を予定。対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC。

発表は、4月17日に配信されたオンラインプレゼンテーション番組「Xbox First Look: METRO 2039」で行われ、ゲームプレイ映像や開発背景が明らかにされた。

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シリーズの原点に立ち返る新章、戦争の現実が物語に影響

『Metro 2039』は、小説家ドミトリー・グルホフスキー氏の原作をもとにしたポストアポカリプスFPS「メトロ」シリーズの最新作だ。『Metro 2033』(2010年)、『Metro: Last Light』(2013年)、『Metro Exodus』(2019年)に続く4作目で、約7年ぶりの新作となる。

前作『Metro Exodus』では地上世界へと舞台を広げたが、本作では再びシリーズの原点であるモスクワ地下鉄へ回帰。核戦争後の閉ざされた地下社会を舞台に、よりダークで重厚な物語が描かれる。ゲームはストーリー重視のシングルプレイ作品で、プレイヤーは主人公「ストレンジャー」として、再びメトロへ足を踏み入れることになる。

開発の背景には、2022年以降のロシアによるウクライナ侵攻が大きく影響している。ウクライナに拠点を置く4A Gamesの開発環境は大きく変化し、停電や攻撃の脅威の中で制作が続けられてきたという。こうした現実を受け、物語は「選択」「行動」「結果」、そしてその代償をテーマに再構築された。従来のシリーズが持っていた反戦のメッセージはそのままに、より現実に根ざした視点が加わっている。

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地下社会を支配する新勢力と、さらに進化したゲーム体験

本作の世界では、モスクワ地下鉄に存在する各勢力や共同体が、伝説のスパルタン兵士「ハンター」によって率いられる新勢力「Novoreich(ノヴォライヒ)」のもとに統一されている。彼らは地上での新たな生活を約束する一方、プロパガンダと恐怖によって人々を支配し、実際には地下に閉じ込めている。

主人公ストレンジャーは、悪夢に苛まれながらも再びメトロへ向かう。シリーズで初めてフルボイスの主人公となる点も特徴だ。

ゲームプレイでは、従来通りのリソース管理や緊張感のある戦闘が踏襲される。公開映像では、弾薬不足や武器の不調といった状況の中でミュータント「ノサリス」と対峙するシーンが確認できる。UIは腕時計などの装備を活用した没入型の表現が採用されている。

また、環境そのものが物語を語る設計も引き続き重視されている。開発チームはこれを「凍った物語(Frozen stories)」と呼び、アイテム配置や空間のディテールから、かつてそこにいた人々の生活や最期を感じ取れるようにしている。

開発には、自社設計の「4A Engine」を引き続き採用。過去作で先進的だったレイトレーシング技術を再設計し、より最適化された表現を実現するという。緻密でリアルな描写と、不気味さを兼ね備えたビジュアルも健在だ。

『Metro 2039』は現在ウィッシュリスト登録を受付中。Xbox Game Passには対応しないが、「Xbox Cloud Gaming」でのプレイには対応予定となっている。今後の続報が注目される。

(画像:4A Games)